専門医コラム
2016/09/02
セレーナ・ゴメス 全身性エリテマトーデスの根治のための治療①
全身性エリテマトーデス(SLE) は、膠原病の一つです。
膠原病の中でも、SLE では、腎臓に障害を起こし、透析を必要とする腎不全に至ることも多く、ステロイド投与などの対症療法が多くの患者さんで行われています。当然、ステロイド等の保険診療の薬剤では対症療法ですので完治せず、長年の薬の投与による副作用で苦労されている方が多いのが実情です。
膠原病という言葉はあまり耳慣れないことと思われます。ひとつの病気ではなく、同じような病気を大きくまとめた概念です。同じように使われることばに、リウマチ性疾患とか自己免疫性疾患があります。これらの概念にあてはまる病気の特徴は、(1)全身の臓器を標的にする疾患、(2)自分の体に対する抗体(自己抗体)ができること、などです。
膠原病に含まれる疾患には、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症(PSS)、シェーグレン症候群、血管炎などがあります。
中でも SLE は、人口10万人に20人前後が発症する疾患で、国の難病指定をうけています。若い女性(10~40歳代)によく見られ、腎臓が標的にされることが多く(約60〜80%のSLE患者に認められます)、また腎合併症(ループス腎炎)は、疾患の重症度を決める大きな要因です。SLE では、関節の痛み、光線過敏、皮疹(蝶形紅斑)、発熱、口腔内の潰瘍などが認められます。ループス腎炎を合併すると、健診でみつかるような軽度の血尿や蛋白尿から、ネフローゼ症候群、急に腎機能が低下する急速進行性腎炎症候群をきたすなど、ありとあらゆる腎臓の症状をきたします。腎炎の悪化で腎臓透析が必要となる方も多いのです。
さて、こうした膠原病は「原因不明」とされることが多いのですが、後天的な病気には必ず原因があるはずです。ではどのように原因を探せばよいのでしょうか? 原因を見つけて、その原因を解決すれば確実に病気は快報へ向かいます!
2003.BY YAYAMA.
5つの病因
私が参加させていただいている「バイオレゾナンス医学会」の理事長、矢山利彦医師が病気の原因には5つあり、その5つを加療すれば病気は治ることを多くの患者さんで実践されています。もちろん当院でも眼科的病気を始め、患者さんの状況によりバイオレゾナンス的診断、治療を行っております。
以下、矢山医師のホームページから転載します。
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現在の臨床医学では、感染は問題にしていますが、金属汚染、電磁波、化学物質の害についてはほとんど考慮されていないように感じます。
それは通常の血液検査やX線での画像診断では、これらの害について調べることに限界があるからです。バイオレゾナンス法という害のない方法で病因を推定し、それを取り除く努力をすることで生体を回復に向かわせます。同時に、ストレスを減らし気功などを行うことで、さらなる健康の向上を図ります。
① 電磁波
すべての異常な人工的な電磁波は、その周波数に関係なく、同様の生理的影響をもたらす。 これらの影響は正常な機能を低下させたり潜在的に有害であるといっています。ある程度は認知されているように思いますが、実際の生活の場で、目に見えない電磁波の害を意識することは、あまりないかもしれません。しかし、高圧電線の近くで小児白血病の発生率が高くなるというデータもありますし、アメリカでは携帯電話で脳腫瘍になったという理由で訴訟が起きたりしています。
② 金属汚染
小さなお子さんの場合、歯の治療で金属が入っている事はほとんどありませんが、それでもゼロサーチで見てみると、多くのこどもに金属の共鳴反応が見られます。歯に金属が入っている場合は、金属洗い出しの漢方薬やデトックスのサプリメントを紹介し、歯科の受診を勧めます。
③ 潜伏感染
風邪で熱が出たり、食中毒で下痢をしたりするような強い症状ではなく、ほとんど症状は出ないが細菌、ウィルス、カビや寄生虫に感染した状態を潜在感染と呼んでいます。
④ 化学物質
化学物質による害は、急性中毒が起きればすぐに気付きますが、ほとんどの場合、徐々に蓄積してはっきりとした症状が出ません。しかし、化学物質は体が治る力を抑え、病気の原因の一つになります。今、元気な方も注意して予防しましょう。
⑤ 生体内因(精神的ストレス)
精神的なストレスが強いと、胃潰瘍やうつ病になる事から、心が体に影響するということは、皆さんご存知だと思います。診療をしていく中で、思っている以上に心が体調や病気に大きく関わっていることがよく分かって来ました。お子さんの場合、日常生活や保育園、幼稚園、学校の生活に支障を来すような時、気持ちを落ち着ける作用のある漢方薬やフラワーエッセンスを使うことで、改善していきます。
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次回は SLE への根治治療についてお伝えしたいと思います。