眼科診療
Ophthalmology
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気付かないうちにおでこにシワが出来ていませんか?瞼の下がりは保険診療での治療対象です!
術前 ⇒ 術直後 おでこのしわが改善しています
術前 ⇒ 術直後重い表情が、スッキリ!
まぶたが下がると、見た目の印象が悪くなることもありますが、 さまざまな病気や老化の原因に繋がる事が多いのです。 更年期障害・頭痛持ち・眼精疲労・肩こり・腰の曲がりなど、 眼瞼下垂を治療して改善した方が多くおられます。 美容目的ではない眼瞼下垂手術は保険診療での対応が可能です。 目の大きさの印象は、目を開けたときにどれくらい黒目が見えるかに大きく左右され、 顔の印象を左右します。 黒目が7割程度見えると、一般的いわれるな大きな目に。 9割だと、いわゆる“デカ目”というマイナスな印象になる場合もあり、 必ずしもパッチリが良いわけではありません。 反対に、5割程度だと、眠たそうな目に見えてしまいますので美容的にも重要な部位です。 医学的に視界を狭めるような、眼瞼下垂(がんけんかすい)は 手術が最適な治療で、保険診療の対象となります。 通常は、片目の手術後に眼帯をして腫れが引いた後にもう片方の目の手術をします。 この対応ですと仕事を休む事を最小限に留めることができます。
以下のような症状でお困りではありませんか?
・視野が狭くなる=見にくくなる
・まぶたが下がる
・まぶたが重く、うっとうしい
・全身症状が出やすい・老化現象の出現
まぶたのたるみや下がりが起こる原因には、加齢によるもの、まぶたをこすることなどで 挙筋腱膜がまぶたから剥がれてしまった場合などがあります。 近年、花粉症をはじめとしたアレルギー体質の方が増えており、 瞬きする事が眼瞼挙筋の負担になる場合や、まぶたをこする癖をお持ちの方も要注意です。 またコンタクトレンズを子どものうちから使う方が増えており、 長期のコンタクトレンズ装用は眼瞼下垂の原因となります。 まぶたがたるむと、皮膚が目に被さり視界を狭めることがあります。 こうした際に、眼瞼挙筋がつながっている腱膜と瞼板の癒合部分が緩むことで、 まぶたを持ち上げる力が弱まると、まぶたが開きにくくなります。
老化による眼瞼下垂
まぶたが下がり眼瞼下垂を生じる一番の原因は目をこすったり、まぶたに何らかの負担をかけることです。花粉症を始めとするアレルギー体質の方が子供さんでも増加しており、小学生でも眼瞼下垂を起こしている方が増えています。
アレルギーの増加に伴い、ドライアイの方も増加しています。ドライアイも小学生でも増加の一途で、コンタクトレンズの使用が眼瞼下垂進行に拍車をかけています。
近視の方が、安易にコンタクトレンズの装用を続けると眼瞼下垂、更には様々な全身不調、高血圧を始めとした成人病、全身の老化進行を早める等の問題を起こしていることに気付いていない方が多いのが現状です。
全身的なアレルギー体質改善治療、近視治療で裸眼視力を回復する(視力回復コンタクト、レーシック、眼内コンタクト)ことは眼瞼下垂の予防にも繋がります。
5年以上コンタクトレンズを使用するより裸眼で生活できる方が、目の安全に繋がります。5年でコンタクトを止めてメガネに帰る方が殆どいない現状を考えると、経済性、毎日のコンタクトの手入れやリスクは考慮を要します。100歳までの人生を考えて、目やまぶたの安全性をお考えください。
目は身体の先行指標なのです。
眼瞼下垂そのものは手術で改善しますが、先に述べたように
何故まぶたが下がってきたのか、原因の対応が重要です。
手術だけして原因をそのまま放置するとまぶたの下がりが再発することが多いからです。
最近では未成年の眼瞼下垂も増加しています。 これは慢性的アレルギー性炎症でまぶたが腫れたりむくんだりしているため、 繊細なまぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)が痛むことが原因となっている場合が多いのです。 アレルギーというのは慢性的な血液の炎症とも言えます。 そのため、当院のアレルギー科では、その原因を見つけて治療する事をオススメしています。 実際、若い方ほど、アレルギー体質を改善すると、まぶたの下がりも改善する方が大勢います。 眼瞼下垂の手術を行った場合でも、再発を防ぐためにアレルギー科での体質改善治療をご提案しております。 免疫力を高める治療を行うことで、 眼科領域に限らず全身の病気の予防にも繋がります。
上まぶたの眼瞼挙筋を縫い縮めることでまぶたの開く力を補強します。 それまで力を入れても上がらなかったまぶたが、軽い力で上がるようになります。 皮膚を切開する方法と、切開しない方法がありますが、切開法でも約30分の手術で入院も必要ありません。 眼瞼下垂が原因となっている肩こり・眼精頭痛・偏頭痛は ほとんどの場合眼瞼下垂手術により術後早期に改善します。 目に重くのしかかっていたまぶたが、 手術で軽くなり、視界が広がるのを実感できます。 上まぶたの皮膚を切開し、緩んでいる眼瞼挙筋を瞼板に縫いつけます。
手術時間 | 約30分(顕微鏡を使用しての繊細な手術) |
術後の通院 | 翌日、約10日後(抜糸)、約1ヶ月後 |
術後の腫れ | 強い腫れは約1~2週間(個人差あり) |
カウンセリング当日の治療 | 可能ですが、術後の状態等、良く検討されてから日程予定する事をオススメします |
入院の必要性 | なし |
麻酔 | 点眼麻酔とクリーム麻酔と局所麻酔併用 |
シャワー | 当日より可能 |
洗髪 | 3、4日後より可能 |
メイク | 抜糸後より可能 |
保険診療(片眼)
1割:約10,000円
2割:約17,000円
3割:約27,000円
※術式により多少の費用の違いがありますので上記は目安とお考え下さい。
注入する麻酔剤には痛みを緩和させる成分を入れております。 また注入量も片まぶたで約2.0 ccと、必要最小限にしておりますので、 注入時の痛みも最小限となりますが、 どうしても『薬がしみる痛み』を感じる方はおられます。
メスを使う目もとの手術のリスク、合併症において最も頻度の高いのは、術後の内出血です。
皮膚を切開する場合は、ほとんどの方に内出血が生じます。反対に皮膚を切開しない方法ですと、殆ど出血はありません。
私達医師は、なるべく強い内出血が出ないように丁寧に手術をさせていただきます。
特に当院の眼瞼下垂手術は全ての方で、手術用顕微鏡を使用しての繊細な手術を行いますので、比較的内出血は少ないのですが全く出血しないわけではありません。
皮膚を切開する場合でも程度の軽い内出血であれば、10日後の抜糸の頃にはほとんど消えています。
しかし眼科での眼瞼下垂手術は比較的高齢の方に行う事が多いため、例えば脳梗塞後に血液サラサラの薬を飲んでいる方では残念ながら出血が止まりにくく、運が悪いと強い内出血が出る場合があります。
こうした例では、内出血が消えるまで2週間以上かかることがあります。
皮膚を切開しない場合は手術2日後くらいから、皮膚を切開する場合でも抜糸した翌日からアイメイクをすることができるので、気になる場合は女性でしたらファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に手術することはもちろん、
・患者様が手術中にリラックスして目に力を入れないこと、
・術後1週間特に最初の3日間くらいは熱いお風呂に長時間浸からないこと、
・激しい運動はしないこと、
・お酒を飲みすぎないこと
などの術後の自己管理のご協力が重要です。
皮膚を切開する場合、日にちを空けて片目ずつ行うことをオススメします。
しかし片目ずつ行う場合のリスクとして、両目同時に行うのに比べ、最終的な仕上がりに左右差が生じ易いということがあります。
保険診療手術は美容手術と異なりますので、見栄えよりも安全性を優先して片眼ずつの対応が基本ですが、目もとというのは、日によって微妙な変化をします。
その日の体調、疲労度合いによっても変化し、朝か夕方かによっても変化します。
そのため、目もとのコンディションが違う状態で、日にちを空けて片眼ずつ手術を行うと、どうしても仕上がりに微妙な左右差が生じてしまうことがあります。
目もとを含めて、人間の顔は誰でも左右非対称であるため、両目同時に手術を行ったとしても、パソコンで絵を書いたような完全な左右対称にすることはできません。
術後に生じる左右差を必要最小限に抑えることを努力しますが、見栄えを優先される方は美容形成での自費手術をオススメいたします。
目の周囲以外の部位は、当日から顔のマッサージをしていただいて大丈夫です。
目の周囲は、14日目ぐらいから軽くマッサージしていただいても大丈夫ですが、腫れが強いうちや痛みがあるうちは、むやみにマッサージすると、腫れや痛みを助長することがあるので、強い腫れや痛みがある間はマッサージしないほうが無難です。
※痛みがなくなり、軽いむくみ程度になったら大丈夫です。
本来、まぶたはマッサージをする事をオススメしません。
皮膚が薄く、強い力でまぶたをマッサージすると、シワが増えたり、皮膚が伸びてたるむことがあるからです。