専門医コラム

2018/02/23

緑内障の予防

緑内障は治らない・・・

治らない病気」と眼科で宣告されて多くの緑内障患者さんは「不安にさいなまれている」ようです。

 

「視野が悪くないから様子見るように受診した眼科で言われたが、本当に様子を見ているだけでよいのか?

 

「眼圧がいつも高いけれど、視野も悪くないし、出来れば目薬は使いたくない・・・。」

 

眼圧は薬を使って良く下がっている。でも視野が少しづつ悪くなっていると告げられた。」

 

といった訴えが代表的なものです。

 

ところが、なぜ、緑内障になったかをお考えになる方は少ないようです。

 

眼科医にとっては、緑内障と近視の関連は良く知られているのですが、一般の方はおそらく ”近視” と "緑内障" は結びつかないことでしょう。

 

近視と緑内障が関連強いと言うことは、近視になった原因が緑内障の原因にも関連しているのではないか、と考えらえると思います。

 

そもそも眼圧とは?

以下、日本眼科学会の公式サイトから引用します。

 

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「房水」とは目の中を循環する液体のことで、図1に示されているように、毛様体という組織で作られて、虹彩の裏を通過して前房に至り、線維柱帯を経てシュレム管から排出され、眼外の血管へ流れていくという定まった経路で循環しています。この房水の循環によって、ほぼ一定の圧力が眼内に発生し眼球の形状が保たれます。この圧力のことを「眼圧」と呼びます。つまり、眼圧とは、眼の硬さであるといえます。眼圧が上昇すると(眼球が硬くなると)、視神経が障害されやすくなり、緑内障になるリスクが高くなることが知られています。緑内障の治療としては、薬物療法、レーザー療法、手術療法など多彩な手段が行われていますが、その多くは、眼圧を下げることで緑内障の悪化を防ぐためのものです。したがって、自分の眼圧がどれくらいであるのかを知っておくことは、とても大事です。

 

眼圧の正常値

最近の大規模な調査(多治見スタディ)によると、日本人の平均眼圧は14.5 mmHgであり、ばらつきの程度(標準偏差が2.5 mmHg)を考えると、正常の眼圧は10~20 mmHgであるということが分かりました。眼圧は、1日の間でも時刻により変動するうえに、どの時期に眼圧が高くなるのかというパターンには、個人差が大きいことが知られています。また四季に恵まれた日本において、眼圧は、冬季に高く、夏季には低くなりやすいことも知られています。日常生活において眼圧に影響する因子としては、年齢、性別、屈折(近視や遠視の程度)、人種、体位、運動、血圧なども知られています。このように多くの因子が複雑に影響しあって、眼圧が決まっているのです。前述したように、「眼圧の正常値」は、健康人を対象とした調査に基づいて統計的に求められた値(全体の95.5%がおさまる平均値±標準偏差の2倍)であって、この範囲にあるからといって緑内障にならないとは言いきれません。

(http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ryokunai_ryokunai.jsp より引用)

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高い眼圧が視神経を傷める確率が高いことは医学的にも明らかです。

 

ではなぜ、眼圧が高くなるのでしょうか?

 

眼球内に「房水」と呼ばれる栄養素を運ぶ液体があります。房水は血液から赤い成分(赤血球)を取り除いた「リンパ液」の一種です。「後房」と呼ばれるところから「前房」と呼ばれるところへ常に循環し、この房水が眼圧を一定にコントロールしています。

 

房水による眼圧コントロールが悪くななるのはどのような状態でしょうか?

 

房水の出口である「隅角」が狭くなり房水が排出されにくい場合、また、この出口が狭くなくても流れる経路にある「線維柱帯が目詰まり」することによって排出が困難になる事で、房水の産生、排出のバランスが悪くなり、過剰な房水が眼内にとどまってしまいます。

 

風船に水を入れ続ければ、圧力が上がって、いずれは限界が来ます。これが眼圧が上がる状態とお考えください。

 

排出がスムーズに行われない事で眼圧が高くなり、視神経が圧迫されその圧力に負けてゴルフボールのように固くなると30~40mmHgまで上昇し、視神経がつぶされた状態になります。

高眼圧の緑内障では、圧力により視神経萎縮が生じるのです。

 

しかし、高い眼圧で視神経が委縮する「高眼圧」緑内障は、緑内障全体の2、3割程度とも言われています。日本人の場合、7,8割が眼圧は正常値である「正常眼圧」緑内障だということが知られています。

 

そのため、眼圧測定だけでは緑内障との診断を見落とすことがあります

 

残念ながら日本での緑内障患者さんは年々増加しているように実感されます。

 

なぜ眼圧が正常なのに緑内障になるのか?

一つの原因として、環境汚染や飲み水、食物からの重金属の体内への蓄積が疑われています。

 

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重金属を身体に入れない方法

なかなか簡単には解決しない問題なのですが、空気中や海水にも含まれるとなると、飲み水はもちろん、料理の水も口に入れる手前での対応が一番効率が良いと考えます。

 

そのために繰り返し簡便な蒸留水の使用をお勧めしています。

 

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約3万円程度の器械で、フィルター交換等、特別な維持費用も必要なく水道水から手軽に純水が作れます。ご希望の方は、当院隣接のコンタクトレンズ販売店「オピュール」で取り扱っていますので、店舗にお問い合わせください(長浜店:0749-65-2871、名古屋店(おぐり近視眼科・名古屋院でお取次ぎいたします:052-265-7710)

 

体重の6~7割が「水」です。この水が "濁っている" のか、”濁りがない” のか、どちらが良いでしょうか? 私は、「純水」を選択したいと思います。

 

眼圧を作る「房水」も、その成分の主体は「水」であることは言うまでもありません。

緑内障予防に大切なのは、「食」と「水」

身体を作る材料は、言うまでもなく「食」と「水」です。

 

食については・・・、以下のコラムを参照ください。

 

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野菜や果物だけを食べていたとしても、農薬や化学物質の問題は現状避けられません。

 

そのための対応方法として、天然の炭とホタテ貝殻パウダーの活用をお勧めしています。

 

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こうしてみると、平均的な現代生活ではどうしても「緑内障になりやすい血液」が出来てしまいそうです。

 

緑内障の予防には、お伝えしたような知識を持って、毎日どのような対応がご自身で可能か検討いただくと良いかと思います。

 

日常の積み重ねが、あなたの身体の健康に繋がることは言うまでもありません!

 

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おぐりクリニック (滋賀、長浜イオン西隣)

 

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