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東洋医学的に、「腎」の衰えがドライアイと関係することを前回お伝えしました。
ドライアイが、身体の衰え、老化の先行指標とも考えられるのです。目薬で一時しのぎするのではなく、原因の対応が重要であることを理解いただければ幸いです。あなたの将来の「生命エネルギー」の問題サインがドライアイなのかもしれないからです。
また、冬という季節に関係なく以前から腎が弱っている方もご注意ください。
腎虚(じんきょ)と呼ばれる状態で、幼い時から、恐れ・不安感を強く感じやすい方は、ドライアイの自覚がなくとも、冬にはさらに注意が必要です。
寒さに弱く、いつも冷え性を抱え、背中、腰のあたりがゾクゾクする人は「腎」に問題があります。
●塩辛いものが好き
●耳鳴り
●難聴
になりやすい傾向があります。
前回お伝えした「陰陽五行説」において、季節、食べ物、色、感情などさまざまな要素が深く絡み合っているといわれています。
「腎」が弱った時に皮膚の色が「黒」っぽくなることがあります。これは一例ですが、そのためもあり黒い色の食べ物が腎を癒すと考えられています。
そのため、薬膳では冬に弱りやすい腎を癒すためによく黒い食べ物を使います。
薬膳というと難しい食材を揃えないといけない・・と思ってしまいがちですが、難しく考えることはありません。
まずは黒い色を探してみましょう。結構見つかるものです。
冬の食には必ず黒っぽいものを入れる、この一点を意識してください。
こんな単純なことで・・・、と思われるでしょう。ところがこのような簡単なことでも十分に食養生ができるのです。
黒豆
「腎」を高める黒い食材の代表です。
腎に力をつけて、全身に気力を巡らせてくれるようなはたらきがあります。
おせちの定番でもある黒豆煮、黒豆茶、黒豆入りの炊き込みご飯など、アレンジして下さい!
黒ゴマ
腎と肝の働きも高めてくれる食材です。
黒ゴマには良質の油、セサミンなどのポリフェノールが含まれています。血管を補強し、血液の流れを改善し、温める作用もあります。
例えば、黒ゴマ塩をおかずや玄米ご飯にふりかけるだけでも、腎を助ける作用がアップするのでおすすめです。
ひじき
海藻類も黒い食材。特に黒が濃いひじきがおすすめ。
鉄分、カルシウムも豊富なので、貧血予防にも効果的な食品です。ひじきの煮物を一品添えるだけでも、比較的簡単に「腎」を癒すことができます。
黒米
お米に混ぜて炊くと全体が黒っぽく染まり、もちもちした食感が味わえる黒米。私は普段は白米は殆ど食べませんが、黒米を混ぜたご飯は好きで時々食べます。
冬に関わらず、身体を冷やすことは「腎」のエネルギーを落としてしまいます。
しかし、無意識に身体を ”冷やして” いる方が多いのが実情かと感じています。
例えば、様々な正装のパーティーでは、男性はジャケット着用で十分温かい格好をします。しかし、女性のドレスは「寒そう」なものが多いですね。本来は男性が薄着で、女性が着こむことが理にかなっている(男性の方が暑がりが多い)と思うのですが・・・。
また、女性が好むスイーツ!
アイスクリームや、ジュースなど、冷たいものが多いのではないでしょうか。
「手足が冷たい」、「肩がこる」、「しもやけができやすい」、「おなかが冷えると下痢をしやすい」、「腰が冷えると腰痛や足にしびれを感じる」など、これらは身体を冷やす生活が原因となって生じている場合が多いようです。ただ、冷えの感じ方は人によってさまざまで、意外と気付いていない方が大勢いると感じています。
例えば、冷えたペットボトルの飲料をそのまま飲んでいませんか? しかも氷を入れたグラスに注いでから飲んでいる方も多いでしょうし、レストランではしっかり氷を入れた飲み物を出されますね。私は、夏でも暖かい飲み物(コーヒーや緑茶)を飲むようにしています。フルーツや野菜のスムージーを飲む場合も、可能な限り氷無しにしてもらいます。
また、冷蔵庫から出した物ばかり食べていて、温かい物をあまり食べていない方! 独身の方に多いようですが、体温以上の物を飲んだり食べたりすることが、冷えを防ぐポイントです。また、今回紹介した身体を温める食材、「黒い食べ物」 を選ぶことも参考になさって下さい。
日常の生活習慣も見直してください。 例えば、バスタイム!
お湯につからずシャワーだけで済ませていませんか? お湯に使って身体を温める習慣というのは、日本人の健康維持に繋がる生活の知恵だと思います。言うまでもないと思いますが、お湯につかることで全身の血行がよくなり、新陳代謝を促進して体温を上げることにつながります。シャワーだけで済ませるとむしろ身体を冷やし、血流を悪くする原因ともなってしまうのです。
個人的には入浴は「身体を油落としのソープ類で洗う」ことが目的ではなく、「お湯に使って身体を温める」ことが大きな目的だと捉えています。
むしろ、界面活性剤などが添加された化学物質(ソープ類)で、身体を守ってくれいている自身の皮膚の油分を落として皮膚のバリアーを壊し、更には人体に有害な化学物質を皮膚に残してしまう行為には疑問を呈します。
「汚れを落とす」目的であれば、「添加物の少ない石鹸」で軽く流せば十分です。
「匂い」について気にする方がいますが、匂いは身体の内部から出てくるものですから、いくら身体を化学物質で洗ってもその効果は一時的です。すぐに、また匂いは出てきます。
洗えば洗うほど、身体を傷めて「腎」を傷めることに繋がっているのではないかと思われます。
匂いは身体の中から対策するべきです。食の内容、腸をきれいにするための「チャコール・パウダー」や「チャコーシェル」を紹介しているのはそのためでもあります。
参考までに私は毎日「炭」を食べています。主にはコーヒーに入れて、「飲んでいる」というほうが正確ですが。
「身体を洗うことがドライアイに繋がる」というと驚かれるかもしれませんが、化学物質の蓄積が知らない間に身体のストレスとなり、「冷え」に繋がっているかもしれません。
ぜひ身体の「洗いすぎ」には注意してください。
なお、半身浴よりも全身浴の方が肩も温め、血流に効果的です。心臓に問題がなければ、冷え対策にお勧めなのは全身浴です。38~40度のぬるめのお湯に10~20分程度つかりながら、全身をリラックスさせてください。もちろん一日のストレス解消の大事な方法です!
忙しい現代生活、ゆっくりお湯に使って身体をリラックスさせる方が減っていることもドライアイ増加の一因かもしれませんね。
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