専門医コラム

2018/01/16

母乳で赤ちゃんがアトピー?  母乳はお母さんの血液からできています

生まれながらのアレルギー、増えています

「私の赤ちゃんは、生まれたときからアトピーが出ています。アレルギー症状も酷くて・・・。胎毒だからひと月もすればよく なるという人もいたけど半年たっても良くならないし、 小児科や皮膚科でお薬もらっても良くなったり、また悪くなったりの繰り返しで…」

 

このような悩みを抱えたお母さんが、増えています。

 

赤ちゃんの生まれた時の喜びは、言葉に出来ないほどでしょう。赤ちゃんの笑い顔で、お母さんのそれまでの出産の苦労も吹き飛ぶくらいです。

 

それほど、何よりも愛しい赤ちゃんがアトピーで苦しんでいるとしたら・・・。

 

胎毒?

まず、 胎毒という意味ですが、赤ちゃんが母体内で受けた毒が原因といわれています。具体的には現在問題になっているPM2.5などの環境汚染・ストレス・毎日の食事などです。

 

お母さんが受けたさまざまな毒素が、お母さんの胎内にいる赤ちゃんの身体に蓄積したということなのです。

 

赤ちゃんはおなかにいる間おしっこはしても便は出しません。

 

胎毒は便となって排泄されなかった毒素だとイメージしてください。

アレルギーやアトピーの原因は胎毒だけではない

たしかに 胎毒だけならひと月もすれば排泄されるでしょう。

 

しかし、この赤ちゃんは半年たっても頭皮にはべったりとカサブタが張り付き、ほっぺは真っ赤。おまけにリンパ液も滲んでじゅくじゅく、乳児湿疹の状態がずっと続いているのです。

 

何が問題なのでしょう?

 

このお母さん、毎日の食事内容に問題がないかと思われました。ご本人からは 「普通の食事をしてます。 」という答えでした。特に、悪いものを食べているという認識は持っていませんでした。

『普通の食事』??

朝はトースト肉まん牛乳、お昼はひとりなのでカップ麺の時もあればコンビニで何か買ってくることもある。

 

夜はご主人が好きなので、フライドチキントンカツなどをスーパーで買ったり、ソーセージを炒めたり、冷凍のハンバーグシュウマイをチンしたり、サラダは作るけど煮物や魚は ご主人が嫌いだし面倒なので全く作らない。授乳中ですぐにおなかがすくので袋入りの菓子は切らした事がなく常につまんでいる。

 

助産師さんから甘いものを控えるようにいわれたので、ケーキもチョコレートも我慢してます、とのこと。

戦後の食教育

ご本人は我慢して「普通の食事をしているから大丈夫!」と信じていたのです。

 

学校では、「赤、緑、黄色」をバランスよく食べましょう、位にしか教えてもらっていなければ、多くの方は食の重要性を考えてもいないことでしょう。

 

ましてや、好きなケーキ、チョコレートまで赤ちゃんのために我慢するという努力までしていたのですから、ご自身に落ち度があるなんて考えることは不可能だったのです。

我々は食べたもので出来ている

本コラムをこれまで読んでいただいた方からすると、もう問題は明らかですね!

 

食事の間違いを説明されて、このお母さんは目を白黒させていました

 

自分が食べたもので、愛してやまない赤ちゃんの病気に繋がっているなんて・・・。

 

そうです。

 

甘いものを除去しているのは良いのですが、油の質を考えなければいけません。

 

このお母さんにはカレーやシチューなどカタカナ料理と揚げ物、スナック菓子をすべてやめてひらがなや漢字で書く料理を指導しました。

 

カタカナ料理は植物油や動物性たんぱく質を多用する西洋食に多く、ひらがな料理は殆どこれらのものを使わない伝統的な庶民の和食に多いのです。

 

あまり料理が得意ではないというので必ず毎日のみそ汁を作り、具を、キノコ類・わかめ・ かばちゃ・人参・キャベッを使い十分山盛りで食べるということをお薦めしました。

 

一か月過ぎたころ 「美味しそうにおっばいを飲むこの子を見て、食事の大切さを知りまし た。」 とのお喜びの感想をいただきました。

 

母子ともに見違えるような笑顔で炎症はすっかりおさまっていました。

食で身体は変わります!

この例に限らず現代人は一般に言うサラダ油、牛肉、豚肉、などリノール酸(オメガ6系)を摂りすぎていると言われます。

 

食の欧米化が進み、魚を食べず肉中心の食生活になったためです。

 

このため現代人はアレルギー体質から花粉症・喘息や湿疹・感染症になりやすく 、免疫反応がいつも過敏になりやすいのです。

 

母乳はお母さんの血液から出来ていますので、お母さんの食事の内容に影響を受けます

 

血液の質を良くすることがまず基本です。

 

ドロドロ血液は自覚症状がないため気づきにくいのですが、高脂血症という状態にもなりかねません。

 

症状が進んでから気づいても手遅れなのです。

 

お母さんが脂買の多い食事をしていると搾乳した母乳に黄色い油が浮くこともあります。

 

ドロドロの母乳は、赤ちゃんにとっては不味く乳腺炎の原因にもなります。

 

ちなみに美味しい母乳とは、乳汁のにごりのない薄い青みがかった乳白色といわれて います。

 

ビタミンやミネラルのバランスはもちろんですが、乳腺炎の予防のためにも 脂質の少ない さっぱりした和食中心の食事を心がけて下さい。サラサラの血液は毎日の食事で可能なのです。

 

お子さんの病気でお悩みの方、このお母さんの例が参考になれば幸いです!

 

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