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甘い食べ物がシミの原因となることをご存知でしょうか?
以下、過去のコラムから引用します。
『 糖尿病や高血糖症では、血液中の余分な血糖が、毛細血管やコラーゲンなどのタンパク質と結びつきます。これを糖化反応と呼びます。そのせいで血管や骨や肌の弾力や張りがなくなり動脈硬化を起こしたりカラダをボロボロにすることが分かってきたのです。
簡単に言うと砂糖が焦げて黒くなった状態をイメージして下さい。これが肌に現れたものが ”シミ” です。
糖尿病は目で白内障や網膜症、腎臓で腎不全、足で壊疽、他にも神経障害など様々な合併症が起こります。これは全て炭水化物による糖化反応が原因であることが解明されてきました。
また糖化反応による最終生成物である、「糖化生成物(AGEs)」 という茶色い物質が身体にできて、身体のあちこちを酸化させることも分かってきました。
(2015/7/7 のドクターコラムより引用)』
糖化は、体内に取り込まれた糖が代謝されないことで生じます。
その原因は、身体の代謝能力を超えて炭水化物を摂取することです。
そのため炭水化物の多い食べ物を食べ過ぎると糖化しやすくなるのです。
1日に必要な炭水化物の目安量は、総エネルギーの50~65%と言われています。
例えば、30代のオフィスワークが中心の女性では1日に必要なエネルギーは2000kcalです。
この場合、適度な炭水化物のエネルギー量は1000~1300kcal となります。炭水化物は1g=約4kcalです。
つまり一日の必要炭水化物は250~325gです。
一日三食の方が、「主食」として一日3回、白米、パンなどの炭水化物を取り込んだ場合はほぼ過剰摂取となると思われます。それ以外にも、砂糖、パスタ、ラーメン、うどんなどには多くの炭水化物が含まれていることは良く知られていますね。
ましてや「おやつ」まで取っていては・・・、過剰炭水化物となることは言うまでもありません。
「主食」を摂らなくても、一般的な日本の現代食では必要十分な炭水化物を摂れているのです。
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揚げ物が好きな方が多いですね。
私も以前は好んで食べていましたが、最近では極力食べないように注意しています。
焼いたり揚げたりしたものは糖化しAGEsを多く含むからです。
食べたものに含まれるAGEsが全てカラダに取り込まれるわけではないのですが、高温で調理された焼き物や揚げ物を食べるのは可能な限り避けることをおすすめします。
酸化した油を使用しての揚げ物は身体の大敵をお考えください。
また、焼くときに使用する植物油にも大きな問題があることを知っておいてください。
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野菜にはご存知の如くビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。質の良い野菜を食べていれば、私は「炭水化物が無くても生きていける派」なのです。
ビタミンやミネラル、食物繊維などは糖の代謝を進めたり、血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
野菜をあまり食べない人は食事の時にも血糖値が上がりやすく、その代謝も悪くなるため糖化しやすくなるのです。
残念ながら、遺伝子組み換え種子の横行、化学肥料や農薬の蔓延で質の良い野菜が市場から減っているのが現状です。TPPによる、「種子法廃止」によって、残念ながら野菜の選別にも注意が必要な時代となりました。
過去のコラムでもご紹介しましたが、こうした問題の対処としても「天然の桑葉」の活用をおすすめしています。
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私も以前は「早食い」でした(笑) 早食い競争では他人に負けたことはないくらいでした・・・。
しかし、これが病気の原因となっていることに気づいてからは、「一口30回噛む」よう努力しています。
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早食いの人は、よく噛んでいないため満腹中枢が働きづらく食べ過ぎになりがちです。・・・まさに過去の私です。
食べ過ぎると、血糖値が急上昇し、高い状態が続きます。
「人間の消化作用は胃から始まる」と思っている人が多いでしょうが、正しくは「口内」から始まっています。
口に入れた食物をよく噛むことによって唾液がよく混ざり、唾液の中の消化酵素が、よく噛めば噛むほど、消化酵素による口内での消化が行われていきます(口内消化:たんぱく質を分解する酵素は含まれていません)。
このため消化管での消化の負担が減り、食物の栄養が腸で吸収されやすくなる、すなわち少量の食事量で充分な栄養吸収につながると考えられます。
よく噛んでゆっくり食べることで満腹中枢の働きが活性化し、食べ過ぎを抑え、食後の急激な血糖値上昇や糖化を避けることに繋がります。
いわゆる「おやつ」の問題です。
食事と食事の間に口寂しくて何か食べる癖がついている方が多いようです。
いわゆる「小腹が空きやすい」かたは要注意!
一日三食でも食べ過ぎだと考えますが、食事と間食を繰り返していると血糖値が下がりきらないうちに上昇する、というサイクルを繰り返します。
そのため糖化によるAGEsが蓄積しやすくなるのです。
糖分をたくさん含む甘いお菓子は控え、どうしても食べたい場合は果物をおすすめします。
もちろん化学肥料を使用しない、無農薬果物が理想です。
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