専門医コラム
2018/12/06
食事とミトコンドリア
前回のコラムで「ミトコンドリアが担う最も重要なこととは、食べたものからエネルギーを引き出し、酸素と組み合わせてアデノシン三リン酸(ATP)を生成することです。」とお伝えしました。
どうして ご飯を食べるの?
食事をする目的を考えたことがあるでしょうか?
「お腹が減るからに決まってるじゃない!」
「食べたいから食べるのに、私から食の楽しみを奪わないで!!」
等々の声が聞こえてきそうですね。食文化が発達して、世界一美味しいものが食べられる日本にいてはなおさらです。
とはいえ、本体の生物としての食の必要性としては以下の3点が挙げられます。
生命活動のエネルギーを得るため
食物を消化分解し、糖質、脂肪、タンパク質などの栄養素へ変換
栄養素からエネルギー生成
ミトコンドリアで生きていくために必要なエネルギーを生成するために食事をとるのです。
寝ていてもエネルギーが必要なことは、多くの方がご存知だと思います。具体的には以下のような割合で、われわれは毎日エネルギーを必要としています。
@基礎代謝
起きているときも寝ているときも 四六時中行われている代謝活動で
全エネルギー消費の60%
@活動時代謝
運動や生活活動で 全エネルギー消費の30%
@食事誘発性熱産生
食事をしたときに産生される熱で 体温維持等に関与し
全エネルギー消費の10%
具体的にエネルギーが消費される状況は多岐にわたるのですが、この生きていくためのエネルギー製造所がミトコンドリアであり、その燃料を食事から得ているのです。
////////////////////////////////////////////////////////////////
<専門医コラム一覧>
NMNサプリメントの購入をご希望の方は、以下の「楽天オピュール」からお買い求めいただけます。
おぐりクリニック (滋賀、長浜イオン西隣)
楽天 オピュール にてNS乳酸菌をはじめ医師監修デトックスサプリメントなど好評発売中!!