専門医コラム

2019/06/24

老眼を予防したい!

永久眼内コンタクトレンズ(ICL など) やレーシックで近視を治療して視力回復すると、皆さんとてもお喜びになり、裸眼生活を楽しまれています。

コンタクトレズを使用していた方が多いので、コンタクトが不要となり、それまでの眼精疲労がウソのように改善して毎日が快適になります

しかし、視力を回復した方にも必ず起こるのが「老眼」です。

誰にでも起こる「老眼」の悩み

老眼は、目が疲れやすい、近くのものが見えづらい、目が乾くなどの不調が初期のサインとして起こります。

年を重ねれば老化は避けられないものです。

特に五感の中でも目からの視覚情報は大切なもの。

できるだけ老眼を遅らせて長く快適な生活を送りたい、と多くの方は「老眼になってから」強く思います!?

他の病気と同様、「発症しないと、予防をしない」のが人間のサガのようです(笑)。

 

老眼は早い人では40歳ぐらいから始まり、60歳ぐらいまで老化が進行します。

実際に老眼の症状を自覚するのは平均45歳ぐらいと言われています。

新聞や本の細かい文字など、手元から30cmほど離れたものが読みにくくなったら、それは老眼のサイン。

老眼は、加齢とともに、目の中にある水晶体の弾力性が低下して硬くなってくることが主な原因です。

 

「老眼鏡をかけると老眼が進む」と思っている人もあるようですが、そんなことはありません。

かえって早めに老眼鏡をかけることで、目の疲れを防止することにもつながるでしょう。

見えづらいのに我慢していると、無理にピントを合わせようとするので、過剰に負担がかかり、目の疲れだけでなく、肩コリや頭痛を引き起こすこともあります。

 

老眼とは白内障の始まりです

このことが余り知られていません。

しかし、白内障の予防をすることが、そのまま老眼の予防に繋がるのです。

では白内障を予防するにはどうしたら良いのでしょう?

 

老眼・白内障の予防について以下のリンクをご参照ください!

⇒  老眼・白内障になる原因

早めに、30代くらいから生活に注意していれば、かなり老眼進行を遅らすことができます。

反対に、30代くらいに方は健康に留意することが少ないため、40代で様々な成人病の発症が増加します。

近視手術で視力を回復された方は、術後から将来に備えてはいかがでしょうか!

 

ページのトップへ