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使い捨てコンタクトレンズの売り上げが日本では伸びています。需要が増えるということは、視力低下でお困りの方が増えているということでしょう。
裸眼視力の低下は良いことではありません。視力矯正の基本はメガネです。「目に異物を付ける」コンタクトレンズと異なり、確実に安全です。
とはいえ、その「お手軽」さや、一日当たりの費用の「安さ」で、中学生はもとより、小学生でも使い捨てコンタクトレンズ使用者が増えています。
眼科的には非常に危険なことだと考えているのですが・・・。
コンタクトレンズの問題は過去に当コラムでも何度か取り上げています。
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いわゆる使い捨てコンタクトレンズの費用は、一日当たりは安く思えても、毎日の使用ではいくらかかるかご存知でしょうか?
ケアが不要な便利さからワンデータイプの使い捨てコンタクトレンズを使っている方も多いです。医学的な衛生面からはワンデーが良いのは周知の事実ですが、それなりの品質のもので両眼で一ケ月6,000円程かかります。
1年で 72,000円
10年で 72万円!!
もちろん、更に高品質なレンズや乱視対応のレンズですと更に費用が掛かります。
・・・そのため、今から5年以上使い捨てコンタクトレンズを使う予定であれば、手術で視力回復して「裸眼で快適に生活」を先進国では多くの方が選択されています。
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2019/07/31付のプレジデント・オンラインサイトに「コンタクト業界に価格破壊が起きないワケ」という記事が掲載されていましたので、以下、抜粋してご紹介いたします。
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コンタクト業界の現状について、公認会計士・税理士の柴山氏は次のように話す。
「新規参入企業が多く、業界の勝敗がわかりやすいメガネ業界に対し、コンタクト業界はここ20年ほど、ほとんど動きがありません。業界内で競争がなければ、価格は据え置きされたままですから、コンタクト使用者にとっては価格も高止まり状態が続いているのが現状です」
しかしコンタクトレンズは1枚の原価が5円から高くても30円程度といわれている。商品自体は30枚入りで2000円から3000円以上するものもある。ということは、利益は相当なはずではないだろうか。それなのになぜ新規参入が少なく、価格破壊が起こらないのか。
「たしかに原価率だけを見るとメガネより格段に低く、化粧品並みだと予測できます。ただ原価を除いたすべてが利益になるわけでは当然なく、そこにパッケージ代や管理費、販売費、諸経費、税金などさまざまな経費が上乗せされてくるのですね。コンタクトは有名俳優などを起用したCMも多く打ち出しています。それらを差し引くと、消費者が思うよりは利益が莫大というわけではないはずです。
特にコンタクトレンズの場合はメガネと違い、角膜に直接装着する高度管理医療機器という扱いです。高品質のレンズを衛生的に生産する工場管理、新たな製品を開発する研究費、そういったコストはかなり大きいのではないでしょうか」
近視用、乱視用、老眼用、さらにドライアイ対策や空気透過性、着け心地の良さなど、細やかな技術改良が求められる分野は、ノウハウのない新規参入企業が気軽に参入できる分野とはいえない。医療系の会社とタッグを組み、商品開発を行うためのコストは無視できない壁となっている。
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使用者からすれば、メガネとコンタクトのどちらが経済的かと問われれば、圧倒的にメガネのほうが費用がかかりません。
ところがコンタクトレンズを選択される方の多くは、「ファッション性」を重視しているのでしょう。カラーコンタクトレンズ・ユーザーが増加していることも、ファッション性優先の表れでしょう。
ある意味、業界にとっては利益率の高いカラーコンタクトレンズ(カラコン)の売上が増えることはうれしいことと思われます。
ところがカラコンが、皆さんの目にどのような障害をもたらすのか、良く理解したうえで使用しないと、「高額のお金をかけて自分の目に生涯続く合併症を作っている」ことになりかねないことをご理解ください。
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