お知らせ

2017/04/30

コンタクトレンズの利点、欠点

現在では使い捨てコンタクトレンズが爆発的に普及しました。しかし、ファッション性がメガネより優れるという点以外、コンタクトレンズの利点、欠点を理解している方が少ないのが現状です。何よりも「コンタクトレンズは安全」という大きな誤解をお持ちの方か多いと思われます。コンタクトレンズは目の異物であることを理解の上、その利点を活用ください。

コンタクトレンズの利点、欠点

<利点>

強度の近視を矯正する場合でも視野が広い
スポーツをする際には特に便利
雨や湯気などの影響でレンズが曇ることがない

<欠点>

目に負担がかかる(本質的に目にとっては危険な異物)
利用方法を守っていても病気になる可能性がある
涙の量が非常に少ない人は使うことができない(ドライアイを悪化させる)
装着したまま寝てしまうと眼球に大きなダメージを与える
プールや海水浴では使用するべきでない
目にゴミが入るとレンズも外さなくてはならない
使い捨てコンタクトレンズは割高(ワンデータイプだと20年で100万円以上)
まぶたが下がる (眼瞼下垂)ことで全身の老化進行を起こす場合もある

(⇒ 『印象の8割は目元で決まる』FM761 放送 )

目に「ビニールを貼り付け」て生活しますか?

酸素透過性があるビニール、例えばサランラップを鼻と口に貼り付けて日中生活するとしたらどうでしょうか? 私は、外来でコンタクトレンズを希望される方に良くお尋ねしています。「息苦しくて耐えられない!!」とほとんどの方がお答えになります。

当然ですよね。

目にコンタクトレンズを付けるということは、空気に直接触れて呼吸している「角膜」にサランラップを貼り付けることと同じです。しかもサランラップの何倍も分厚いビニールです。

これだけ考えても、コンタクトレンズは毎日メガネ無しで装着し続けるべきではないことが理解できるでしょう。

また、水泳の際にメガネでは不便だからと敢えてコンタクトレンズを使用する方がいますが、大きな間違いです。

5年以上コンタクトレンズの使用を考えるのであれば、目の安全、毎日のコンタクト管理の手間、経済性、視力の質を良くお考えください。全ての点で、近視手術の方が優れています。

合理的に考える欧米先進国で近視手術が増加しているのは当然のことなのです。

眼科の診療の現場では毎日コンタクトレンズのトラブルで受診される方が後を絶ちません。と当然ですがメガネではトラブルは全く生じません。

手術をしたくない方は、基本的にメガネで生活して下さい。週1、2回程度、外出時やスポーツ(水泳は除く)の時にだけ使い捨てコンタクトレンズで視力を補う程度の使用を私はお勧めします。

人間は本来裸眼で生活するべき生物なのです。

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