専門医コラム
2015/04/23
小・中学生の視力回復外来
学校で視力検査が始まっており、既に当院グループでも視力低下を指摘された小中学生のお子さんが受診されています。
今回は、当院での小中学生の視力回復治療をご案内します。
これによって間接的に毛様体筋を刺激し目の緊張を解く方法、これは雲霧法と呼ばれ、眼精疲労の軽減や内側に寄ってしまった視線を平行に保つ効果を持ちます。
雲霧(うんむ)法と言う効果を基本原理としており、ゲームや読書等で近くに順応した目を、遠くに順応させる器械です。
次のような方にワックによる遠方順応を行っております。
- 視力が最近急に低下してきた小中学生。
- 仮性近視と診断された小中学生。
- 学校検診で視力低下を指摘された人
- 近業(読書、勉強、パソコン、ゲーム)で目が疲れる人。
- メガネ、コンタクトレンズの度数が毎年すすむ人。
欠点は通院が必要なことです。忙しくて受診できない方には、家で出来る雲霧法のご案内をしていますのでスタッフにお尋ねください。
<点眼薬による治療、ミドリンM>
小学生の近視が進行する原因について、最近の研究では網膜周辺部の後方に焦点があることにより、焦点位置に合わせて長さを調整するように眼軸を伸ばす刺激になることが示されました。ミドリンMは毛様体筋をほぐす効果があります。保険診療での処方が可能な点眼薬です。『調節緊張』いわゆる『仮性近視』に対しての改善効果が期待されます。
<遠近両用使い捨てコンタクトレンズ>
多焦点使い捨てコンタクトレンズを装用することで、網膜中心窩にクリアな像を結ばせながら、網膜周辺部に近視性の焦点のずれを作り出せます。大阪大学からもその効果が報告されています。 近視進行抑えるコンタクト
小学生の場合には手間の少ないワンデーマルチフォーカルコンタクトレンズをお勧めします。
<iOK® ~ 視力回復コンタクトレンズ>
小栗が既に日本で15年にわたり行ってきた、「寝るだけ視力回復」! 視力回復効果、近視進行抑制効果、強度近視への治療効果等、小栗が国内外の学会で報告しております。
寝てる間に特殊なコンタクトレンズを装着することによって、学校へ行っている間だけでなく一日中裸眼で生活できます。夕方のサッカーや野球などのスポーツも問題なく良く見えるようになった裸眼で楽しめます。
さらに近視の抑制効果も期待できます。当院では小学生で治療を開始して10年以上に渡り治療を続けている方が大勢います。殆どの方は近視が進行せず成人を迎えておられます。
また自宅で行える治療のため、ご両親の管理のもと安心して治療できます。
iOK® は、individual Oguri Kinshi orthokeratology のことです。iOK® は、多くの日本の眼科で使われるレンズだけでなく、一人ひとり完全オーダーメイドのレンズを製作して治療できます。これは15年の日本での治療経験、データから日本人向けのデザインを作製して治療に応用しており、既成レンズ以上の質の高い視力が期待出来ます。
詳しくはこちらをご参照ください ⇒ http://ogurikinshi.com/nagoya/ophthalmology/iok
どの治療も早期発見、早期治療が良い効果に繋がります。視力低下が見つかったら早めに受診されることをお勧めします。しばらく様子を見てから・・・、と思っている間に近視が早く進行してしまう子供さんが多いのが現状なのです。
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おぐりクリニック (滋賀、長浜イオン西隣)
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