専門医コラム
2015/05/14
レーシック術後の近視進行!
レーシック術後に、再び近視が進行する方が増えています。
近視でレーシックを行ったということは、従来より近視になりやすい原因があるはずです。
この原因を解決せずにレーシックを行っても、近視の再進行の可能性が残ります。
日本眼科学会が定めているガイドラインを超える強度近視にレーシックを行うと様々な合併症を生じやすくなることが知られています。特に近視が強い方では術後、再び近視が進行する場合が多いのです。
このような場合はレーシックはお勧めしません。眼内コンタクトレンズ( http://ogurikinshi.com/nagoya/ophthalmology/iol )が安全です。
しかしながら、手術適応内の近視であっても、術後に再び眼球巨人症化( ./?mnu=0211&IDX=181 )が進行する場合もあり得ます。
近視が進行したからと言って、レーシックの再手術は簡単には行わない方が安全です。将来の老眼出現に備える意味でも多少の術後の近視化は老眼症状を遅らせることができます。また、何度もレーシック)を繰り返すことは合併症の発症等、後遺障害に繋がりやすいのでお勧めしていません。
近視の進行抑制治療は、iOK® が一番効果的です。夜間だけとはいえレンズは付けたままにしていただきますので、コンタクトレンズが辛い方は無理しなくても結構です。患者さんひとりひとりのライフ・スタイルが異なりますので、良くお話を聞きながらどのような対応が最善か、ご提案できますので宜しければお尋ねいただけますと幸いです。
問題はレーシック術後の近視進行を抑制する対応法!! まずは定期検診ご検討をお勧めします。その上どのレベル問題となっているかもスコア―化して対処しておりますが、ご自身の生活を見直してもらい、近視化の原因を見つけるお手伝いをさせていただきます。