専門医コラム

2015/06/29

緑内障、眼圧以外の原因治療 近視が強い方必見!

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緑内障の検査

緑内障は、眼圧検査、眼底検査、視野検査等で診断されます。定期検診などでいずれかの検査に異常があった場合、当院での精査をお勧めします。

眼圧検査

直接、目の表面に測定器具をあてて測定する方法と目の表面に空気をあてて測定する方法があります。緑内障治療経過を確認するための重要な検査です。

眼底検査

視神経の状態をみるために、視神経乳頭部を観察します。視神経が障害されている場合、陥凹(へこみ)の形が正常に比べて変形し、大きくなります。緑内障発見のための必須の検査です。

視野検査

視野の欠損(見えない範囲)の存在の有無や大きさから緑内障の進行の具合を判定します。

当院での正常眼圧緑内障への対応

当院へは保険診療の目薬、手術だけでなく、次のような治療をご提案しております。

緑内障の治療は眼圧が重視されるため、現在でも緑内障の保険診療治療では眼圧を下げる方法しかありません。目薬、手術、いずれの対応も眼圧を下げる効果のみに重点が置かれているのが現状です。

しかし、実際は日本人の緑内障患者の7〜8割程が眼圧が正常値の『正常眼圧緑内障』であることが様々な研究から明らかになってきました。眼圧だけが緑内障の原因ではないため『正常眼圧』でも緑内障になる方が多いのです。

眼圧以外の緑内障の原因としては、視神経を保護する血液の免疫力の低下が考えられます。視神経の代謝が悪くなり、緑内障を生じやすくなるのです。

緑内障になっている方は、例えば高血圧や糖尿病など、身体に問題がある事が多いことも知られています。目だけが悪くなるのではなく、身体の病気の先行指標として目に不具合が生じる典型例とも考えられます。緑内障の治療には、身体の免疫力を高める治療を当院では推奨しています。アムサットによる全身スキャナーで、血液検査やレントゲン検査など、一般的な人間ドックでもなかなか見つけられないご自身の身体の問題点を探すことをお勧めします。

身体に不具合が見つかった場合、それを改善する治療を行う事で、緑内障の視神経萎縮にも効果が期待できます。

具体的には水や食を主体とした生活習慣へのアプローチ、漢方薬やサプリメントを活用した体質改善、カラダを錆びさせる活性酸素軽減目的の点滴治療等、カラダからの毒素の排出(デトックス)を第一目的に一人一人の全身状態を確認した上でご提案させていただいております。(⇒ アレルギー科診療

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 ※緑内障は早期発見がポイント!

近視が強い方、あるいは手術で近視は治ったが以前は近視が強かった方は、40歳を超えたら、年に1回は人間ドックや健康診断を受けましょう。一度失った視野は簡単には元に戻らないため、自覚症状の出る前に発見することが重要です。

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