専門医コラム

2015/07/19

実はアブナイ、コンタクトレンズ!

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コンタクトレンズが安全、という誤解

最近、コンタクトレンズのトラブルの患者さんが増えています。コンタクトレンズが安全なもの、という大きな誤解が根底にあり、無理な使い方がトラブルの原因となっています。

そもそも、コンタクトレンズは人間以外の動物は使用しない『異物』であり、目は本来異物を入れる場所ではありません。どのようなコンタクトレンズであれ、必ず目に負担を生じます。

人間だけが、生命体としてあり得ない事をしているのです。

キレイに見えても実は汚れているコンタクトレンズ

レンズの汚れには、ほこりや花粉、雑菌など体外から付着するものと、涙の中に含まれるたんぱく質や脂質、カルシウムなど体内から付着するものの2種類があります。濡れた状態のレンズでは、目立った汚れはないように見えていても、実は汚れがびっしり。また、汚れたまま装用し続けると目のトラブルを引き起こす原因にもつながります(右グラフ参照)。

正しいレンズケアを習慣づけるようにしましょう。

CL眼障害

眼障害を起こした主な原因(コンタクトレンズ自体の問題)

社団法人 日本眼科医会「コンタクトレンズによる眼障害アンケート調査」(平成14年)

* 毎日欠かさずケアを!

目には見えなくても実は汚れています。しっかりとお手入れをしましょう。

* ケアの前には必ず手を洗いましょう!

汚れた手や指には、細菌やカビなどの微生物が付着しています。

* 汚れは、しっかり洗浄しましょう!

汚れと細菌を落としましょう。レンズを傷つけないよう爪は短くして下さい。

* ケースやホルダーのケアも忘れずに!

いつも清潔に保ち、定期的に新しいものに交換しましょう。

実はコンタクトよりレーシックの方が安全で経済的

レーシックの適応範囲の近視の方は以下の理由でレーシックをお勧めします。メガネで問題なく生活される方は手術は必要ありませんが、『メガネは使いたくない』、『メガネでは生活に支障がでるためコンタクトを使っている』 という方が対象です。

ただし未成年の方は基本的に日本ではレーシックのガイドライン上、手術は出来ませんのでコンタクトレンズよりはiOK® で裸眼生活をする事をお勧めします。

尚、以下の内容は当院のプレミアム•アイデザイン•レーシックについての内容であり、他の種類のレーシックでは特に1)は認められておりません。

1) 宇宙飛行士や戦闘機パイロットにも認可された長期安全性

その安全性の高さからプレミアム•アイデザイン•レーシック(及びアイ•レーシック)は唯一、NASA(アメリカ航空宇宙局)が宇宙飛行士に認可したレーシックです。このレーシックは、20〜30代の若い方が手術を受けても、100歳までの将来にわたり安全性が認められています。

反面、使い捨てコンタクトレンズを1日12時間以上、10年間使用した場合の目の負担の大きさは相当のもので、様々な眼のトラブルに悩まされている方が後を絶ちません。

2) 圧倒的に見え方の質が高い (プレミアム•アイデザイン•レーシックの場合)

一人一人の視機能力を最大に引き出す事が可能なレーシックです。メガネやコンタクトレンズ、他のレーシックより圧倒的に質の高い視力を実現します。

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3) 高い経済性

コンタクトレンズを5年使う予定であれば、目に負担の少ないワンデータイプ使い捨てレンズを使った場合、5年後にはレーシックよりコンタクトレンズを使う方が累計ではコストがかかります(コンタクトでは5年で30万円以上)。10年、20年後にはレーシック費用と比較にならない高額費用となります。

4) 毎日の手入れの手間

コンタクトでケアの手間を省くと大きな問題を起こす事は、先に述べました。レーシック後は毎日の手間は殆どかからない事は言うまでもありません。

手術となると一人一人の適応が異なってきますので、コンタクトを使って行くのが良いか、手術の方がご自身の将来にプラスなのか、疑問をお持ちの方は遠慮なくご相談下さい。

 

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