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2017/05/22
第三世代レーシックの特徴 「角膜のゆがみ」解析
第三世代レーシックを理解するには、「角膜のゆがみ」解析、ウェーブフロント・テクノロジーを知っていただく必要があります。
角膜は均一なカーブで構成されているのではありません。細かな凹凸やゆがみがあり、「乱視」の原因ともなっています。こうした不規則な凹凸やゆがみを「収差」と呼んでいます。
例えると、つるつるのガラスでしたら、光は均等に通過します。しかし、でこぼこしたりヒビが入っているガラス(琉球ガラスなど)ですと、光はそのガラスを通る場所によって「屈折」するために、そのガラスを通して物を見ようとするとゆがんで見えますね。このゆがみを起こす不整な形を「収差」と呼んでいます。
角膜の「収差」が物を見るときすっきり見えない原因となっている場合があります。これをつるつるのガラス面のようにするために、細かな凹凸状態を測定するのが「角膜のひずみ」解析、すなわち「ウェーブフロント」測定なのです。
人の目の形状は同じ人はいません。指紋が人それぞれ異なるのと同様です。同じ人でも、左右では形状が異なるのです。ウェーブフロント・スキャンは一人ひとりの角膜のゆがみに合わせたその人の角膜専用(もちろん左右も異なります)のレーシック照射プログラムを作成します。
ウェーブフロントテクノロジーとは
天体望遠鏡で観測したときに、大気のゆらぎにより、星や天体がゆらいで観測されることから、このゆらぎを打ち消して天体を鮮明に観測する技術が開発されました。
地球上から宇宙を観測する高性能天体望遠鏡にも一部利用されている大気のゆらぎなどを補正する収差計測にも使用されているハルトマン・シャックセンサー(*1)を眼の計測に応用し、今まで不正乱視と言われていた眼球光学系の高次収差の定量的測定を可能としました。
これには宇宙望遠鏡の高度な技術が応用されています。次の動画で詳細を紹介しておりますのでご参照ください。(こちらではウェーブスキャンの機能を上回る「iDesign(アイデザイン) アドバンストウェーブスキャン」につてい解説しております)
プレミアムアイレーシック®がレーシックの最高峰であった時代に用いられたウェーブスキャン・ウェーブフロント®は、この技術を応用した検査機器です。他社にも類似した検査機器がありますが、ウェーブスキャン・ウェーブフロント®は他社の検査機器よりもはるかに高度であることが科学的に立証されていました。
検査データの解析の違い
これまでのレーシックでは角膜形状解析にゼル二ケ解析という方法を用います。プレミアムアイレーシック®ではフーリエ解析という手法を用います。術前検査の段階で、その精度が大幅に異なるのです。フーリエ解析を唯一用いていることも、プレミアムアイレーシック®の大きな特徴の一つでした。
技術の進化はさらに進みました。次回は当院のレーシックのメインとなっている、「プレミアム・アイデザイン・レーシック」の技術について解説します。
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