専門医コラム
2015/11/16
10秒間まばたきをせずに目を開けていられますか?
簡単なセルフチェックでドライアイかどうか、判定出来ます
10秒間ストレス無くまばたきせずに目を開けていられますか?
かなり我慢しないとしんどかったり、10秒間目を開けていられない方はドライアイの可能性が非常に高いのです。
ドライアイとは、涙液の減少や質的な変化によって、角膜や結膜に障害がおこる疾患です。
原因としては、部屋の乾燥、加齢、過度のパソコン作業などが挙げられます。
ドライアイに悩む人は増える一方で、患者数は1,000万人とも2,000万人とも!!
パソコンやエアコンの普及による目の乾燥などが、ドライアイを増やす原因のひとつと考えられています。
主な症状
① 目が疲れやすい
② 目がごろごろする
③ 目に不快感がある
④ 目が乾いた感じがする
⑤ 目が重たい感じがする
ドライアイを放っておくと、慢性的な目の疲れや不快感をもたらし、日常生活の質を下げることがしばしばあります。
問題は何故涙の減少が起るかです。
涙は血液から作られます。えっ、と驚く方も少なくありません。
血液から赤血球を除いた透明なリンパ液とお考え下さい。カラダの分泌液は全て血液からの生成物です。
考えると当然ですね。
この血液の "質” の低下が、涙の質を下げ、更には分泌量も減ってしまうのがドライアイと考えられます。
すなわち血液の質を高めると涙の分泌が改善することが多いのです。
この点を理解せずに目薬だけ使ってその場をしのいでいてもドライアイは改善しないばかりか、むしろ年齢とともに悪化するケースが殆どです。
当院で行っている高濃度ビタミンC点滴は院内治験で涙の分泌量を増やす効果があることが確認されています。
上記の理由で、血液の活性酸素( ”サビ” )を減らして、血液の質を高めてあげれば涙は増える(正確には元に戻る)という結果でした。
詳しくは以下のYouTube で解説していますのでご視聴頂けますと幸いです。