専門医コラム

2016/01/09

アンチエイジング Anti-aging Medecine その③(超高濃度ビタミンC点滴)

アムサット POOR 加工治療前

アムサット 後 加工治療後

超高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴とはビタミンCを25g点滴することを一般に意味していますが、これを75g~100gと多量に点滴すると、化学反応を起こして、過酸化水素(H2O2)を生成します。正常細胞はカタラーゼという酵素で直ちに分解されてしまいますが、癌細胞はカタラーゼを殆ど持っていません。このメカニズムでビタミンCが癌細胞を殺すのです。この論文が2005年に米国国立衛生研究所などから発表され、この癌治療法が世界に広がりました。その後も続々と研究論文が世界中から発表されています。

私がこの治療の指導頂いた健康増進クリニック(http://www.kenkou-zoushin.com)の院長、水上治医師は、ビタミンC点滴療法を天然の抗癌剤と呼んでおられます。水上医師は多くの末期、進行癌の治療に超高濃度ビタミンC点滴治療を行っており、これ単独で癌をコントロールするのは難しい場合は、抗癌剤・放射線療法との併用で抗癌作用の増強、副作用の減少に臨床応用されています。

超高濃度ビタミンC点滴療法は世界中の10近くの大学病院や癌センターなどで、臨床試験中です。

水上医師のクリニックでは年間10000件というおそらく世界一の件数を行っています。水上医師の患者さんでは、進行癌の停止例が多く、特に抗癌剤との併用で、しばしは縮小例や消失例を経験しておられます。

このようにビタミンCは濃度を高めると癌治療に応用されますが、通常の25g(レモン約2,000個分のビタミンC)では、血液の活性酸素を減少させ免役力の活性化、抗加齢、アンチエイジングに繋がります

全身スキャナー、アムサットを使って自分の問題部位を見つけておき、高濃度ビタミンC点滴で一定期間治療後に再度検査をすると、当初の問題部位の改善効果を確認出来る場合が多いです。

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