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花粉症の季節になってくると鼻のむずがゆさも辛いですが、目の痒さは我慢の限界を超えてしまいます。眼をこすりたい気持ちは分かりますが、こすったことで症状が改善されることはありません。しかも眼をこすることで多くの悪影響がでてきます。今回はそんな眼をこする事で起こる悪影響をまとめてみました。
眼を掻くと実は腫れぼったい眼になります。よく泣いた次の日は目がむくみますがあれは泣いたことによる影響ではなく、眼をかくことによって眼球から染み出た組織液が原因だったのです。痒いからといって闇雲に眼をこすってしまうと、むくみを引き起こすので注意が必要です。
女性のスッピンを見てなぜ化粧を落とすと眼の周りが黒ずんでいるのだろうと不思議に思ったことありませんか?
男性はみんなスッピンですが、パンダ目になっている人ってそんなにいないですよね。これはアイメイクをする時や、化粧落としの時に眼の周りをこすることで引き起こされる摩擦黒皮症と呼ばれるものです。眼をこすることで周りの皮膚にメラニン色素がたまりこれがパンダ目を引き起こす原因となります。
花粉による掻きすぎも例外ではありません。花粉のシーズンが来るたびに頻繁に目をこすっていると、この症状が発生するかもしれません。ご注意を。
目をこすると、ミュラー筋という瞼を上げる筋肉が一緒に伸びてしまいます。
このミュラー筋がゴムのようにたるんでしまうと、まぶたが下がってきて目が小さくなる可能性も。しかも厄介なことにこのミュラー筋は一度伸びきってしまうと元に戻りません。
先の化粧の問題も含めて、瞼を 「こする」 ことで瞼の下がり、すなわち眼瞼下垂を起こしている女性が意外と大勢いるのです。
眼瞼下垂は目だけではなく、カラダの老化の進行にもつながるため、アンチエイジング治療の対象として医学的トピックスとして取り上げられています。
パンダ目になったり、まぶたがはれぼったくなるのは百歩譲って見栄えだけの問題でよいとしても網膜剥離は失明につながる可能性が高い病気です。
痒くてよく目をこするアトピー性皮膚炎をお持ちの方が網膜剥離を起こしやすいことはよく知られています。
健康な方でも、ボクサーには網膜剥離が多いことも知られています。慢性的な頭部への強い衝撃(打撃)は、この病気を起こすと言われています。
出来るだけこすらず、顔やまつ毛に付着している花粉を落とすために水道水でよいので洗 ”眼” することをお勧めします。方法は簡単! シャワーを弱めに流しておいて2、3秒、目をパチパチすれば十分です。余り長く行うと目を気付付ける場合があるので、ご注意ください。
市販の「アxボン」などの目の洗浄液は多くの眼科専門医は推奨していません。さまざまな成分が入っていることでむしろアレルギー症状を悪化させたり、小さなカップに入れて循環させることで汚れた液を何度も目に浴びせることになります。またカップを清潔に保っているかも、使用者によって差があり、汚れたカップを使っていては目の症状悪化につながることは容易に推測できます。
お金のかからない 「水で数秒パチパチして洗い流す」 方法の方が、高価な洗浄液を使うより優れていると理解いただけると思います。
特にコンタクト使用している方は表面に花粉が付いたりして、アレルギー炎症の悪化を引き起こしますので、装用を休んでください。無理に使っていると炎症が強くなりすぎて、むしろ痒みや痛みなどの感覚がマヒして、仕事に行けないようなひどい状態になるまで自覚症状を感じなくなっている方が多いのです。
こうしたことを繰り返していると、先に述べた 「眼瞼下垂」 を進行させます。すなわち、「老化進行」に繋がります。花粉症で炎症を起こしている眼球にコンタクトを付けるということは、レンズで目を「こすっている」ことになります。そのため目を手でこすった覚えがない方でも、長期に渡るコンタクト・ユーザーでは高い割合で眼瞼下垂を生じていますね。
これを避ける唯一の方法が、「コンタクトを使わない」ことです。メガネでの生活をお勧めします。
しかし、「メガネでは生活が困る」という方には、使い捨てコンタクトより安全で、長期で見れば経済性が高く、裸眼で快適に生活できる近視手術があるのです。
コンタクトと手術との比較、以下のYouTubeをご参照ください!
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