専門医コラム

2016/03/09

ヘアカラーの危険性② ガンの発症率50%アップ!

前回に続いて、ヘアカラーでの健康被害例をもう少しご紹介します。

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アナフィラキシーショック

染毛料に含まれる科学物質に対してアレルギーを持っていたにも関わらず、髪染をしたため死亡した方がいます。

これは、スズメバチに刺されたことがある人が、再び刺されるとショック状態に陥り、酷い場合は痙攣.呼吸困難を起こして死亡するのと同じ状態です。

髪染に含まれるパラフェニレンジアミン(PPD)によるアナフィラキシー(急性のショック症状で非常に危険)の症状は、激しい呼吸困難症状、顔・口唇・喉粘膜・喉の激しい痛み、咳、食欲不振を訴え、舌・喉・首のむくみによる呼吸困難などです。

ヘアカラー以外にもアナフィラキシーショックを起こすことはありますが、ヘアカラーは何らかの問題を生じた場合もすぐに身体から「外す」ことが出来ないのです。アレルギー性のショックを生じた場合は、そのアレルゲンとなった原因物質を避けることが重要なのですが・・・。

発ガン性

市販されている24種類のヘアダイに対してバクテリアを使って突然変異が起こるか実験したところ、18種類、79%のヘアダイで突然変異を起こしたというデータがあります。

また、1992年7月、米誌「ニューズウイーク」では、米国立ガン研究所の研究チームの調査で「髪を染めている女性は、ガンの一種であるリンパ種にかかる危険性が50%も増す」という報告もあります。

子宮に影響を及ぼす可能性

毛根にある毛乳頭というのは、直接毛細血管につながり、そこから全身にその毒素が回るのに15分とかからないと言われています。

肝臓や腎臓にも負担になりますが、特に子宮は毒素が溜まりやすいのです。

皮膚からの毒素(経皮毒)はその90%ほどは排泄されずに身体に蓄積され、やがて様々な影響をおよぼします。

若いときから染毛を続けることで、30代で肝臓・脾臓などの内臓疾患になる危険性や、若ハゲなどの髪への影響も慢性毒性と捉えると、やはり危険なものとしか考えられないのは私だけでしょうか?

ある美容師さんの以下のようなコメントがあります。

『長年の美容師経験から慢性毒性の例として・・・・ 頭皮が明らかにピンク色に変色し、皮膚が薄くなり髪が細くなると感じます。 頭皮は、健康な状態であれば青白く、普通の状態なら白く、異常を生じるとピンク、赤、茶と変色していきます。また、その健康状態によって、髪の量が明らかに違います。青白く=多く、変色するにしたがって髪が薄くなりボリューム感が違ってきます。』

これは、頭皮の毛細血管への影響で、髪=角質に浸透するヘアダイは、頭皮の表皮=角質からも浸透し毛細血管から体内に侵入するために起こると考えられます

経皮毒

経皮毒とはカラーリングやシャンプー・リンスなどに含まれている毒性の化学物質が皮膚から入り、排出されずに体内に蓄積されている事をさします。

皮膚から入った毒素は排出されにくく体内に残り、身体にさまざまな影響をおよぼすと言われています。

経皮毒という言葉は辞書などには載っておらず、品質の良いヘアケア商品やカラー剤と謳っている会社が他の商品との差をつけるために作った言葉だとか、死んだ細胞が伸びているのが毛なのに毛からどう体内に毒素を送れるのかとか、血管を通って体内に入るのは不可能だから経皮毒というものは存在しないなどと、様々な意見が言われています。しかし、現代では化学物質が増えすぎ、実際、子供に影響が出てきているのです。喘息やアトピー性皮膚炎が非常に多く、不妊や子宮内で赤ちゃんが育たず流産したり、昔では考えられないような奇形の子供が増えています。

これは化学物質が子宮や睾丸などの生殖器に影響を及ぼしているからと考えて間違いないと思います。科学物質汚染された羊水の中で育った赤ちゃん、何が起こっても不思議でないというのが現在の状況でしょう。

カラーリング剤様々ありますが、それらは農薬の20倍以上の毒性のある化学物質で作られています。

女性の場合は子宮内膜症や子宮筋腫が激増しています。時々カラーリングをしている小さな子供さんがいますね。大人以上に毒性を吸収しやすい小さな子供へのカラーリングは危険行為とも言えます。

驚愕の例は小学校4年生ですでに子宮筋腫の手術をしたなど、髪を染めたことだけが原因とは言い切れなくても、安易なヘアカラー使用による生殖器をはじめとした身体異常はこれからますます深刻になることが懸念されます。

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