専門医コラム

2016/03/31

お花見! お酒に弱い方でも酔いにくい食べ物

名古屋近郊では明日にでも桜満開宣言が出されそうとのこと!

桜シリーズとなりますが(!?)、お酒があまり強くない方の場合、せっかくの花見の宴席もすぐに酔ってしまって楽しむどころではなくなってしまう・・・という場合もあるのではないでしょうか?

また付き合いの飲み会だと、翌日のためにも、そんなに酔いたくないな、と感じることも多いですよね。そこで今回は、お酒の弱い方でも酔いにくくなる飲み方をご紹介します。

体調は万全に!

寝不足や風邪気味の日に、普段は酔わないような少量のお酒でも酔っ払ってしまった、という経験はありませんか?

体調をしっかり整えておきましょう。

出来る限り前日は夜更かしをやめ早く寝ておくなどして、疲れた状態でアルコールを摂取しないようにして下さい。

いきなり飲むのはNG

空腹時、いきなりアルコールを入れるのも避けた方が良いでしょう。

何か食べ物が胃の中に入っていることで、アルコールの吸収が遅くなるので、血中アルコール濃度の上昇が穏やかになります。

急激に酔いがまわったり、悪酔いしたりするのを防ぎましょう。

飲み会前には軽く食事をとっておくことが理想ですが、それが出来なくても何か口に入れておくことをお勧めします。

飲む場合は、おにぎりやお餅などの腹持ちが良い物がおすすめです。

しかし、これらは炭水化物! アルコールも炭水化物! ・・・ですので、摂取しすぎは免疫力を落としてしまいますので、酒の肴は糖質よりも果物や野菜にした方が胃腸の負担も軽減されます!

ペースを決めて、常に意識!

飲む前にペースを決めましょう。「1時間に1杯のペースにする」など決めておくことで、飲み過ぎを防ぐことに繋がります。

また「3口お酒を飲んだら、同じ分お水やジュース、お茶を飲む」と自分の中でルールを作っておくのも一法!

隣の人のペースに惑わされて、一緒に飲んでしまわないように気をつけてください

酔いにくい食べ物!

お酒を飲む時は一緒に食べるものにも気をつけることで、酔いにくくすることが出来ます。

まず、お酒が進んでしまいそうな喉の乾くものはNG。揚げ物や塩分が高いものを食べすぎないようにしましょう。

逆に積極的に食べておきたい食べ物としては、枝豆

枝豆はアルコールの代謝を助けるビタミンB、肝臓の働きを助けるコリンといった成分が豊富に含まれているので、お酒のおつまみとして◎。

飲み会の鉄板メニューでもありますから、とりあえず頼んでおきたいですね。

それでも酔いそうな場合は…?

それでも酔ってしまいそうな場合は、早めに「もう酔っ払ってしまって眠い」と周りの人にアピール!!

余程、下心のある方でなければ、眠いと言ってしまえば、無理にすすめてくることも少ないでしょう。もっとも、既に酔っ払って良い気分になっている人には通用しないかもしれませんので、席の選択が可能であればあらかじめ注意人物から離れておくことも!?

また“飲んでいるフリ”も効果的。グラスに飲み物が入っていれば、無理強いはされにくいと思います。

数回に1回飲む、唇を付ける程度にしておくなど工夫してみましょう。

帰りはトマトジュースやグレープフルーツジュースを!

飲み会の帰り道は、二日酔いを防止するための時間です。

コンビニやスーパーに寄ってトマトジュース、グレープフルーツジュースをゲットしましょう。

トマトに含まれるアミノ酸やクエン酸などがアルコール代謝を促し、血液中のアルコール濃度を下げるので、酔いが回りにくくなります。

グレープフルーツジュースもビタミンC、果糖、クエン酸などが、二日酔いを予防に繋がります。

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新入学や新入社などアルコールが伴うことが増える季節!

最近の若者は飲まなくなった、と嘆いているお酒に強い方には分からない、飲めない人の苦労というものも理解していただけるとありがたいと思います。

酔っ払うご自分は楽しくても、周囲には迷惑をかけていることが少なくありません。上記のような飲む方では楽しくない、と思われる方は、もしかしたら周囲の迷惑に気づかれていないかもしれません。大勢で飲む場合は、周囲へのマナーに注意する方が『糖質摂取を減らす』→『糖尿病などのご自身の病気の予防につながる』と考えられます。できれば酔っ払うのは自宅か、プラーベートなスペースにされる方が、自己管理のできる ”大人” として周囲から信頼されることと考えます!

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