専門医コラム
2016/04/29
大地震の際の、裸眼視力の重要性!
熊本県を中心に九州地方で発生した地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震の発生で、地震に対し敏感になっている人は多いことでしょう。ご存知のように日本は地震の多い国です。「自分の住む土地がどのくらい揺れやすいのか?」と気になりますよね。
そんな「地盤の揺れやすさ」が簡単に調べられるサービスが、朝日新聞より公開されています。かなり簡単にお住まいの土地の「地盤の揺れやすさ」が調べられるので宜しければご参照ください。
朝日新聞が公開した揺れやすさの目安
朝日新聞が公開したサービスは、「都道府県」「市区町村」「丁目」までの3項目を選択すれば揺れやすさの目安(表層地盤増幅率)、地形の種類などが表示されるというシンプルなものです。地震の想定主体は各都道府県とのことです。
試していただくと「揺れやすさの目安の数値」と「地形の種類」が表示されます。数値だけではピンと来なくても、「場所によっては揺れやすい」「特に揺れやすい」などと補足されるから、雰囲気的な地盤の揺れやすさはわかることと思います。
また、地形の種類も「谷底低地」や「ローム台地」などと表示されるから、揺れやすさに興味はなくても、「自分の住む土地の地形の種類」だけでも知りたいときに役立ちそうです。
このサービスはPCにもスマホにも対応していますので、興味がある人は一度ご確認ください。
大地震の際の、裸眼視力の重要性
言うまでもないことですが、今回の地震のような非常時、余裕なく逃げ出すときに裸眼視力は重要です。
阪神大震災の時には、明け方の大地震だったこともあり、床から飛び出して逃げることに精一杯で、メガネやコンタクトがなく命に関わる問題となった方が大勢おられたそうです。
あっては欲しくない災害ですが、近視等、人間だけが抱える視力問題、視力回復の重要性を今回の熊本地震でも改めて考えさせられました。