専門医コラム

2016/08/06

眼瞼下垂の予防法

  • 前回お伝えしたように、コンタクトレンズやアイプチ度の合っていないメガネの使用長時間パソコンに向かっていることなどにより、まぶたの下りやたるみ(眼瞼下垂)は、10代や20代でもなることがあります

 

眼科診察

一旦、まぶたが下がると10代の方ですとアレルギー体質改善治療で眼瞼下垂が軽くなることはありますが、多くは手術をしないと改善は困難です。

まぶたの下りの予防法

手術で眼瞼下垂は確かに治療可能ですが、まぶたが下がった原因を放置しておくと多くの場合、数年から10数年で再びまぶたの下りが再発することが多いです。

そのため、まだ眼瞼下垂になっていない方も含めて、予防することをお勧めします。

『グルグル回し』

眼瞼下垂にならないようにする為には、目をこすらないことはもちろんですが、目を開ける筋肉を日常的にストレッチなどのトレーニングすることで眼瞼下垂になることを防ぐ効果が期待できると言われます。目をぐるぐる回す運動をするだけでも予防効果につながりますので、1日1回、眼精疲労対策も含めて深呼吸しながら『グルグル回し』をお勧めします。

まぶたに負担をかけない

また、コンタクトレンズを使用する時は、瞼をひっぱり過ぎない必要があるほか、化粧も特に落とす際にまぶたを強くこすらないように注意して下さい。

コンタクトレンズも、「疲れやすい」と感じるようでしたら、将来の眼瞼下垂の引き金になりますので、メガネか近視手術を検討される方が安全です。

自分では気づいていなくてもよく目をこすっている方がいます。家族や周囲の方に、「よく目をこすっていないかな?」と聞いてみると良いでしょう。

体質改善

眼瞼下垂の最大の原因として、私は「アレルギー体質」に注目しています。

慢性的な目の炎症が、前述のようなまぶたへの負担に対して弱くなってるためです。他の人は大丈夫な負担でも、アレルギー症状が慢性的に起こっている方では耐えられなくなっています。

コンタクトレンズも同じ時間装用しても、アレルギー性結膜炎を起こしている方はドライアイを生じやすくなり、まぶたの下りも早く生じるようになります。

生活習慣の改善で殆どのアレルギー体質は改善可能ですので、気になる方は当院へご相談ください。名古屋院、長浜院ともに、眼瞼下垂をはじめとした眼科疾患の原因治療目的でアレルギー科で対応しております。

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眼瞼下垂は、日々の心がけや生活環境の改善で多くは予防できると考えます。普段の生活に支障がなくとも眼瞼下垂の人は少し腫れぼったい目をしていたりと特徴的な顔貌をしていることも多く、様々な全身への影響にも繋がっていきます。

特にコンタクトレンズを常用している方は、若いうちからの眼瞼下垂予防を是非考慮ください!

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