専門医コラム

2016/08/18

美しさを求めた結果、目元の老化を促進させる結果に!?

女性は目元のケアを重要視していると言われています。なぜなら、第一印象として最も大切な部分が目元だからですよね。メイクでも一番時間をかけるところと言われているのが目元であり、若々しくありたいパーツも目元が女子の一番人気。そんな目元ですが日頃、美しくなりたいがために行っていることを続けることで、むしろ老化を促進させてしまっている場合が

あなたは大丈夫ですか?

目元を老けさせていた行為

まつ毛をグッと上げたいのでビューラーでグイグイ上に!

まつ毛をグッと上げる時に使うアイテムがビューラー。ビューラーを使ってまつ毛の根元からグイグイ上げる動作……女性の多くの方が行っているのでは? 実は根元からグイグイ押し上げることで、まぶたを支える筋肉(筋線維)に負担が生じます。一回の負担は大きな問題とならないとしても、毎日負担をかけ続けると将来的に眼瞼下垂」になる可能性も!

顔の中でも目元が一番皮膚が薄く、その中でもまぶたは最も薄い部位。毎日過度の刺激を与えることでたるみなどの目元の老化を促進してしまいます。ビューラーを行なう時は根元ギリギリを避けまぶたに押し付けないように……無理に上に引っ張らないように気をつけて下さい。

デカ目「命」でカラコンを愛用中!

コンタクトは本来、視力矯正に使うもの。しかし最近では目が悪くない人でも一瞬でデカ目になれるカラコンが大人気です。カラコンは通常のコンタクトよりも目が酸素不足に陥りやすく、充血やドライアイ、結膜炎などさまざまなトラブルが絶えません。これだけでも健康な目の人と比べると目元の老化は加速します。しかも、カラコン愛用者ほど、使用時間が長く、アイメイクが崩れるのを恐れて日中、目薬を全くささずに眼に対しては負担を ”放置” しているという方がほとんど。ドライアイは瞳の乾燥はもちろん、まばたきの回数が多くなったり目が疲れやすくなるなどで目尻のシワや目の下のクマなど老化を促進させます。カラコンをするならば装用時間を極力短くして、日中目薬を使用するなど負担をできるだけ減らして下さい!

メイクオフする時もコンタクトは外さない

コンタクトは寝る前に外す……というのは大間違い。アイメイクは基本、コンタクトを付けた後から。そしてメイクオフはコンタクトを外してから行なうのが眼科専門医が推奨する方法。コンタクトをしたまま、アイメイクをゴシゴシ落としたりふき取ったりするのは目に負担をかけてしまします。そもそもコンタクトは目の異物ですから! コンタクトを外してからメイクオフが安全です!

目が痒いけれど様子を見ている

かゆいからといってゴシゴシこすったり水道水で洗い流して様子見……なんてことをしていませんか? 目元をゴシゴシこすることは皮膚を痛め目元のシワの原因になるため、適切な目薬で症状を緩和しましょう。もちろん、アレルギー体質の本質的な改善がベストですが、かゆみが続く場合は炎症を放置することで色素沈着が起こりシミの原因になるため眼科で適切な痒みの治療をしてもらうことが重要です!

テレビやスマホは寝てゴロゴロしながら見る

仕事から帰ってきてフリータイムになるとソファーやベッドに横に寝転がりながら、テレビを見たりスマホをいじったりしていませんか? 幸せなリラックスタイムに見えますが、目元からすると全然リラックスできていない状態! 寝ながら見ることは目が疲れやすくドライアイ、さらに乱視を招きやすい状態にしてしまうのです。

寝転がるのは寝るときの楽しみにとっておき、テレビやスマホは起き上がった状態で使用、PCメガネ着用してテレビを見る、お風呂上りにホットアイマスクをするなどして一日頑張った目元を労わってあげて

いかがでしたか? 何気なしに毎日行っていたことが、目元の老化に繋がっているとなると!! しかし、皆さんは本日ここで気が付くことができました。日常生活の見直しを行うことで、”老化” を遅らすことは可能です。目元の労わりケアを加えてみてはいかがでしょうか?

アマゾンの「印象の8割は目元で決まる」書籍販売ページ(電子書籍 紙書籍に内容紹介が出ています。こちらも是非ご参照下さい!

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