専門医コラム

2016/09/30

シェーグレン症候群40~70代女性に多い自己免疫疾患②

5つの病因による新しい疾患モデル

2003.BY YAYAMA.

生活の質を高く保つために、まずは不快症状の軽減

シェーグレン症候群には根治療法がないと言われるため、不安が増大してしまう方が多くいます。必要以上に不安を抱く必要はありません。確かに進行したシェーグレン症候群ではどうしても免疫抑制を目的とするステロイド薬の治療に頼ってしまい、合併症を併発している方も少なくないでしょう。

しかし、対症療法ではあっても適切な医療機関を受診して治療することで、不安や症状の軽減は可能です。

またシェーグレン症候群になると、唾液が出なくなってしまうことで虫歯になりやすくなります。早い段階から歯科の主治医などに予防歯科的なケアをしてもらうことは、QOL(生活の質)を保つうえで大切なことです。また、快適な生活を送るためには、ドライマウスやドライアイなどの不快な症状への対策も必要です。

根治治療は原因を探すことから!

全ての病気には原因がある、と考えるべきです。しかし、多くの場合、患者さんは「不快症状が軽減したら、治療は終了」と考えているようです。何故か、ご自分が病気になった原因を考える人は日々の外来でお会いする患者さんにしても圧倒的に少数派です。

我々の身体は食べたものでできています。身体の材料が『食と水』です。

食に関してはこちらをご参照ください(→ ストレスを減らす食事 )。 水に関してはこちらをご参照ください(→ 蒸留水 )。

ステロイドなどの薬を使う前に、日常で簡単に自分で対応できることを当院のアレルギー科では治療や対応について一人一人に提案と治療を行っております。ステロイド薬を使うと、使用直後は一時症状が改善しますが、安易にステロイド薬を使っていると『緑内障』を生じやすくなるなど、薬の副作用にも注意が必要となります。

5つの病因論の中でも、上記①③④は身体を作る材料となる食と水から体内に侵入してきます。食と水、は最も重要な部分だと思います。

また、身体に蓄積された毒素を排出するためにも、特にドライアイやアレルギー体質の悪化を自覚されている方にはデトックス・サプリメントをお勧めいたします。

身体を作る材料の改善、蓄積した毒素のデトックス、たったこの2点を変えるだけで免疫力が改善し、シェーグレン症候群をはじめとした全ての病気の根治治療として有効な方法です!!

 

 

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