専門医コラム

2016/10/09

視力回復コンタクト、iOK®(オルソケラトロジー)なぜ視力が『回復』するか、どうやるの?

視力回復コンタクト(オルソケラトロジー、ナイトコンタクト、オサート 等、様々な呼び方があります)の使い方は、寝る前に特殊な形状のハードコンタクトレンズを装用します。

睡眠中は、コンタクトレンズを装用したままです。その間に角膜を調整し、屈折力を弱めます。

そして朝、レンズをはずすと、角膜がオルソケラトロジーレンズのカーブに近い状態に変化して近視が減った状態になります。

角膜の形状が安定している間、日中は、良い裸眼視力を保てるわけです。角膜のカーブ(曲率)を緩くして、眼球全体の屈折力を弱めて近視を減らす、という概念はレーシックと同じです。

軽度の近視の場合は、一晩、「オルソKレンズ」を装用しただけで、2~3日良好な視力を保てる場合があります。しかし、そのまま装用を中止していると、だんだん角膜の形状がもとの状態に戻っていくため、しばらくするともとの視力にもどります。

強度の近視の場合は、毎晩レンズを装用しなければ、視力を維持することはむずかしいといえます。角膜の変化量を多くしないと、近視が十分減らないからです。

睡眠時間が短かったり、不眠症などの睡眠障害がある場合は、オルソケラトロジーによって十分に視力回復できない場合があります。

この場合は、オルソKレンズを、通常のコンタクトレンズとして昼間に適切な時間使用して昼間に視力矯正をすることも可能です。

しかし、日中は裸眼で過ごせるというのが、オルソケラトロジーの魅力!

なるべく、睡眠中にレンズを装用して、その間に矯正したいものですね。

iOK®とは  片眼2,500円(税別、片眼月額)から可能な近視治療

オルソケラトロジーは簡単にコンタクトレンズを付ければ視力が出るというものではありません。ひとりひとり近視の強さが異なることはもちろん、コンタクトレンズを乗せる角膜の形状も一人として同じ方はいません。

そのため良い視力回復効果を出すためには、コンタクトレンズの角膜への合わせる技術が必要となります。

国内の多くの眼科では既製品レンズを使用しています。一人一人顔が違うように、角膜の形状も同じ方はいません。

当院では一人一人に個別にオーダーメイド•デザイン処方(iOK® = individual, Oguri Kinshi, Orthokeratology:一人一人の角膜に専用対応出来るオルソケラトロジー)が可能です。

この結果、既製品レンズに比較して質の高い裸眼視力が期待出来ます。

しかも、月額片眼2,500円(税別)からと、使い捨てコンタクトレンズ並みのリーズナブルな治療費です。

アメリカでは既に100万人以上の方がこの治療を受けており、日本でも2009年に厚生労働省に承認されている安全性の高い治療法です。

また近年では、学童期のお子様が装用することによって、近視の進行を抑制する効果があることも分かってきています。

以下、iOK® を中学1年生の時から3年間行っている患者様の実際の話や、未成年の近視治療について動画と音声説明ですので是非ご視聴ください!

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