専門医コラム

我々の瞼は、一日に何回まばたきをするか、数えてみたことがありますか？　人によって異なりますが、3～5秒に一回程度まばたきをしていることでしょう。そうすると1分間に12～20回、１時間では1000回程度のまばたきをしている計算になりますね。ということは１日になんと数千回～２万回程も無意識にまばたきを行っているのです。計算してみると驚くほどの回数のまばたきを我々は毎日行っているのですね。

１日に１万回も腹筋やスクワットを行うなんてとても考えられませんよね。それだけまぶたは働きものなのです。

現代生活ではまぶたが下がるのは当然！？

これだけ働き者のまぶた！　まぶたの粘膜の結膜と、黒目の表面の角膜を瞬きで１日１万回も擦り合わせているのです。涙で十分潤っていれば摩擦も少ないのですが、ドライアイやアレルギー炎症で、摩擦が大きくなっていたら、考えるだけでも相当な負担を毎日かけていることがお分かりいただけるでしょうか？

• コンタクトレンズを長時間使用（特にハードコンタクトレンズ）
• パソコンなどで長時間、目を酷使
• アイメイクなどの化粧
• 逆さまつ毛
• 花粉症やアトピーなどのアレルギーがあり、目をよくこする

現代生活では上記に当てはまらない方の方が少数だと思われます。まぶたが下がる『眼瞼下垂』は、現代生活では必然なのでしょう。

意外と気づいていない場合も多い！

他人から指摘されて、あるいはおでこのシワに気がついて見つけない限り、眼瞼下垂を自覚されている方は意外と少数派です。

簡単な短時間の手術で身体のさまざまな不調が改善することも多いため、当院では積極的に治療と、術後の再発予防の体質改善治療をお勧めしています。

また、以下の動画もご参考になさってください。