専門医コラム

2017/01/30

目の老化 寝る前のスマホは厳禁!

前回までにお伝えした、目の老化の5つのポイントをご注意ください。涙分泌・血管・毛様体筋・水晶体・網膜の機能を落とさなければ目の若々しさを保つことができます。

生活する中で基本となる大切なことは、目の酷使を避け、目を十分休ませることです。長時間スマホやパソコンを見続けない、まばたきを意識する、十分な睡眠時間を確保する、などが目の保護に役立ちます。

今回は日常に取り入れられる目のケア方法をお伝えします。

寝る前スマホ!?

まず、多くの人がやってしまいがちな寝る前のスマホの使用はNGです。ブルーライトの影響で睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、良質な睡眠が得られなくなります。

また、日中に紫外線の刺激を回避することも大切です。サングラスや帽子、日傘などを利用して目をしっかりお守りください。

近視や遠視も放置せずに適切な視力調整をして下さい。レーシックで裸眼視力を良くすることも目の負担軽減に繋がります。

糖尿病、高血圧

また、生活習慣の管理が目の機能保持に大きく影響するのは言うまでもありません。特に糖尿病や高血圧は目の老化を促します。甘いものや塩分摂取を控えて適度な運動に心掛けることです。

これらの疾患の原因は、殆どが "食と水" に起因します。

食についてはコチラをご参照下さい。水についてはコチラです。

しかし、飽食の時代で美味しいものが沢山あり、人生の楽しみの中で "食" の制限は多くの方にとって厳しいものです。そのような時は、余計なカロリーや重金属などの不純物を身体に入れない、溜め込まないことが大切です。その目的をお手軽にかなえるのが「食べる炭」です!

目のセルフエクソサイズ!

最後に、目のセルフエクソサイズを習慣化することをお勧めします。ピントを調節し、眼球の動きをつかさどる筋肉をよく動かすことで、筋力が維持されるばかりでなく、目の血流も改善して酸素や栄養が目全体に十分に行き渡るようになります。

これには「イルカロゴトレーニング」がお奨めです!

他にも具体的なセルフエクササイズを、3つご紹介します。

1)視線を同じにして、近いところと遠いところを繰り返し見てください。10回程度繰り返すと、目の周囲の筋肉がストレッチングされて疲労回復にも繋がります。

2)目を大きく見開いて眼球をぐるぐる回したり、上下左右を見たりするのを30秒程度行うのも血流回復に役立ちます。

3)単にまばたきするだけではなく、顔全体の筋肉を使うように大きく目を見開いてその後急激に思いっきり強く目をつぶる、これを何度か繰り返すのも目の機能維持に大きく役立ちます。

能動的に筋肉を動かすことが、目のアンチエイジングにも繋がるのです。

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