専門医コラム

2017/02/03

スマホの電磁波リスク②

スマホは現代生活になくてはならないお役立ちグッズです。使い方次第で電磁波の障害等、大幅にリスクを減らして安心して使えるに越したことはありません。特に子供達をスマホの電磁波から守る対策についてお伝えさせていただきたいと思います。

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上図のような使い方は避けて下さい!!

10のスマホの電磁波対策

1 )イヤホンマイク

 

スマホ・携帯の電磁波を避ける最も簡単な方法は、イヤホンマイクを使うことです。

付属のイヤホンマイクが使いにくかった場合には、自動で巻き取れるタイプのものが電気店などで売られていて便利です(実は小栗も愛用しています)。

イヤホンマイクを引き伸ばしてスマホを身体から出来るだけ離して通話して下さい。電磁波の強さは、発信源からの距離の二乗に反比例します。耳に5cmの位置で話すのに比べて、50㎝体から離すと、10分の1の二乗、すなわち電磁波強度は100分の1に弱まります。

しかし、これは単純計算です。実はイヤホンケーブルは位置によっては電磁波を増幅する作用もあると言われています。ケーブル自体も身体に触れないようにした方が良さそうです。とはいえ、イヤホンマイクで電磁波を浴びる量は20分の1から最大136分の1に減らすことはできるので簡単な方法として通話の際は利用すると良いでしょう。

しかし、ブルートゥース無線のイヤホンマイクは利便性が高いですが、ブルートゥース機器の最大手メーカー数社によると、電磁波対策をメインに考えるのであれば有線のイヤホンマイクのほうがお勧めだそうです。無線というのはすなわち電磁波ですから当然と言えば当然です。

また有線のイヤホンマイクの中にも、スマホ・携帯用の電磁波低減イヤホンマイクというものもありますので、電磁波過敏症の方には、そちらもお勧めです。

2 )ハンズフリーを活用!

 

室内にいるときには、ハンズフリーにしてスマホからちょっと離れて会話をすればかなり安全に通話できます。スマホは、離れてさえいれば健康被害を減らせるからです。

3 )つながり始めは特に身体から離す

スマホ・携帯は、発着信した瞬間とその前後に、電磁波が非常に強くなります。

「呼び出し中」「通話開始」のときには、スマホを耳に近づけないように意識的に身体から離すようにして下さい。

<携帯電話から発生する電磁波の強さの変化のグラフ>

携帯電話から発生する電磁波の強さの変化の表B

4) 充電しながら通話しない

充電中は、充電器から低周波の電磁波も発生します。充電中はスマホに近づかないようにしましょう。また充電しながらの通話は避けましょう(ただし電池やバッテリーからは、低周波の電磁波は発生しません)。

電磁波の影響を受けやすい子供の場合には、できるだけスマホの使用時間を短くするように注意してあげてください。

5) 通話状態の悪いところでは使わない

スマホは中継基地局との電波のつながりやすさで、自動的に出力を調整します。電波状況の良いところと悪いところでは、出力に600倍もの違いがあります。

アンテナバーを見て電波状況が悪いところでは出来るだけ使用を避けて下さい。アンテナバーの印が減るほど、スマホ・携帯からの出力が強くなります。

また、電車や車など高速で移動中には、自動的に出力が最大に増加するため、スマホ・携帯は本当は使わない方が良いのです。電車の中でスマホに釘付けの方が多いですが、要注意です。

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