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一般的に「糖尿病は治らない」、「一生付き合う病気(一生もの)」と思っている患者さんが多いでしょう。
これまでお伝えしたように、少々血糖値が高いことは問題の本質ではなく、すぐに投薬治療が必用とは思われません。
血糖値が高くなっている原因を探して対応すれば血糖値はおのずと下がります。
この段階では比較的簡単に自己管理で「完治」可能です。
ところが数値にこだわりすぎて、急いで血糖値を下げようとすると、疲れた膵臓に薬でムチ打って無理にインスリンを出させることになります。
こういった「数値」のみを重視する治療を行うと、糖尿病そのものはもちろんですが、三大合併症出現を早めてしまう可能性が高ります。
これまでにご説明した糖尿病治療における注意点を再度記載します。
① 薬で、弱った膵臓にムチを打ち疲弊させてしまう
② 薬でインスリンを無理やり増やすことで、体内の中性脂肪、過酸化脂質を増やしてしまう
③ 治療により低血糖を引き遅してしまう
④ 治療によって病気をつくってしまう
今回は④について説明致します。
血糖値が高くなるには原因があります。
原因を放置して薬に頼ると、治療をしているつもりでむしろ病気をつくってしまう可能性があります。
血糖値は糖尿病だけで高値になるのではありません。
ストレスに対応しようとしたり、病的状態から回復しようとする際に、身体は血糖値を上げることがあります。この状態はもちろん糖尿病ではありません。
この時に間違えて薬で血糖値を下げてしまうと、身体の状態をよくするために血糖値を上げているにもかかわらず、病的状況の回復を妨げて今します。最悪の場合、本当の糖尿病になってしまうこともあり得るのです。
多くの医師はこうした点を理解しながらも、忙しい外来診療の中で患者さんの投薬の希望があれば薬を処方せざるをえない場合も多いことでしょう。
患者さん一人一人がご自身が糖尿病を治すために生活習慣改善が必要であることを理解していただけるまで、診療中に十分に医師が説明することは保険診療では事実上不可能です。
しかしながら、糖尿病を悪くしたい患者さんはいないはずです。
食習慣で糖尿病になったのですから、当然、食習慣を改善しなければ糖尿病は悪化します。食習慣を変えないまま薬に頼った治療をすると、一件血糖値は下がったように見えても、むしろ病気の本質としては悪化している可能性を理解いただけたでしょうか。
これは糖尿病に限ったことではありませんが、保険診療の治療は多くの場合「対症療法」のため、不快な症状を抑えることが主な薬剤投薬目的なのです。
治療で症状を抑えながら、「根治治療」を行うべきと考えます。
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