専門医コラム

2017/08/31

重金属 PM2.5で血圧上昇の医学報告②

政府の広報サイトでは、以下のようにPM2.5 の肺への影響が指摘されています。

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肺の奥深くに入り込むおそれ――健康への影響

人の呼吸器と粒子の沈着領域(概念図)

資料:環境省ウェブサイト

PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられます。特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられるので、注意が必要です。

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今回、ご紹介する中国での医学研究では、「PM2.5への暴露に伴い血清ストレスホルモン濃度が上昇し、視床下部ー下垂体ー副腎系などの活性化を介した血圧上昇・代謝の変化が心血管リスク上昇の一因と考えられる。」と報告されました。

PM2.5の成分については様々な測定報告があります。ここでは大阪府が公表してるサイトをご紹介します。測定地点によっても成分は変動があるようです。

さまざまな物質が混在しており、ややこしい話になるのですが公害による大気汚染物資であることは間違いないようです。

黄砂の時期が特に取り上げられていましたが、それ以外の時期でも日本への影響は大きいようです。

特に今年の夏は、例年以上にアレルギー症状で受診される患者さんが多かった実感です。

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