専門医コラム

2017/09/29

アトピーだけでない、殆どの病気の原因はエイコサノイド?

小栗:O  チャコーシェルくん:チャコ

O:   「高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、喘息、リウマチといった慢性疾患や生活習慣病、がん等々は悪玉・栄子さん(エイコサノイド)が関係します。つまり、ほとんどの病気は悪玉・栄子さんが問題を起こしているのです。」

チャコ: 「全国の “栄子さん” 、何も恨みはありませんが、ゴメンナサイでチャコ!?」

O:    「・・・読者の理解を深める為に、栄子さん、ご協力ください(笑)  病気とは細胞膜のレベルで考えると、エイコサノイドのバランスが崩れ、悪玉エイコサノイドが善玉エイコサノイドに勝ってしまった状態、しかもそれが慢性的に善玉が敗北している状態と言えると思います。」

チャコ: 「善玉・栄子さん、ガンバレー、でチャコな!」

O:    「ω(オメガ)3系列、ω6系列、どちらの系列からも善玉、悪玉のエイコサノイドが代謝されます。しかし、ω6系列からのアラキドン酸から代謝されてくる悪玉エイコサノイドの方がω3系列からの悪玉エイコサノイドより作用が強いのです。強さの順位を付けると、TXA3 < TXA2となります。またロイコトリエンのLTB4、LTC4、LTD4、LTE4などのアレルギーに深くかかわりあう活性の強い悪玉エイコサノイドもアラキドン酸から代謝されて生成されます。特にLTC4、LTD4、LTE4 はヒスタミンなどよりも100~1000倍も強力であるといわれています。

チャコ: 「どこでも強さの順位があるでチャコな・・・」

O:    「また、ω3系列の脂肪酸EPA(エイコサペンタエン酸)からのPG3とTA3は、ω6系列からのアラキドン酸への代謝を抑制してくれます。」

チャコ:  「エイコサペンタエン酸はいい人でチャコな!」

O:    「そうです。EPAはサプリメントなどで良く耳にすると思います。EPAは善玉エイコサノイド優位にします。普通の状態では人体に有利に働く応援団と考えて下さい。」

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