専門医コラム
2017/09/30
悪玉エイコサノイドは、アラキドン酸から代謝される
炎症性の悪玉エイコサノイドは、アラキドン酸から代謝される
チャコ: 「EPA、新聞のサプリメントの広告でよく見るでチャコ!」
O: 「複雑なのはオメガ6系列の リノール酸→ガンマリノレン酸→ジホモガンマリノレン酸という経路からできるエイコサノイドです。」
チャコ: 「・・・名前を覚えきれないでチャコ!?」
O: 「無理に覚えなくてよいです。でも興味を持っていただいた方のために、オメガ6系列の代謝にのみ焦点を絞った次の図参照して下さい。」
チャコ: 「リノール酸から、善玉と悪玉の両方のエイコサノイドができるのでチャコな!」
O: 「また、リノール酸とリノレン酸は混同しやすいので注意して下さい。英語でも、linoleic acid 、linolenic acidとたった一字ちがいです!」
チャコ: 「これは小栗ドクターでなくても、難しくて赤点取るのがフツウかも、でチャコ!」
O: 「赤点の話はここまでとして・・・! 活性の強い炎症性の悪玉エイコサノイドは、アラキドン酸から代謝されます。図を見てもらいたいのですが、ジホモガンマリノレン酸からアラキドン酸の産生を少なくしてやれば、悪玉が増えません。それには、Δ5デサチュラーゼという酵素の活性を抑制することです。この役目をはたすのは、先ほどのEPAとグルカゴンです。」
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