専門医コラム
2017/10/02
インスリンと悪玉エイコサノイド
小栗:O チャコーシェルくん:チャコ
インスリンと悪玉エイコサノイド
チャコ: 「こうしてみると、納得でチャコ!」
O: 「逆に悪玉の活性を高めるのが、インスリンです。」
チャコ: 「インスリン? 糖尿病で血糖コントロールに注射するインスリンでチャコか?」
O: 「そうです! 血糖の調整のために拮抗して働くホルモンがインスリンとグルカゴンです。」
チャコ: 「糖尿病と悪玉エイコサノイドが関係あるのでチャコか?」
O: 「なかなか理解が良いですね! Ⅱ型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)の多くでは常にインスリンが過剰に分泌されています。そのため糖尿病患者さんには炎症性の悪性エイコサノイドが過剰に産生されるのです。」
チャコ: 「インスリンは悪者でチャコな。でも血糖を下げるためにはインスリンが必要でチャコ!」
O: 「そうなんです。甘いものが健康に良くないといわれますね。甘いもの、すなわち糖分です。 “甘いものを沢山摂る → 糖分増加 → 血糖上昇 → 血糖を下げるためにインスリン増加 → Δ5デサチュラーゼ増加 → 悪性エイコサノイド増加“ なりますね!」
チャコ: 「なるほどでチャコ! 糖質制限すると、悪性の栄子さん(エイコサノイド)を増やさずにすむのですね!」
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