専門医コラム

2016/02/16

多くの方が結膜に石を持っている!

瞼(まぶた)に石ができる!! 結膜結石(けつまくけっせき)ご存知ですか?

結膜結石(けつまくけっせき)とは、何らかの原因で慢性の結膜炎があるため結膜の中で分泌液が固まり黄色い小石になるような状態です。下の写真をご参照ください。

人によっては10個以上できる人もいます。症状は、ゴロゴロとした異物感や痛み、充血など様々です。結石は自然に結末から脱落することがありますが、痛みが強くて2~3日様子を見ても治らない場合は露出した結石を取り除くのが最善の方法です。

結膜結石

結膜結石の症状

結膜結石の症状は、まぶたの裏側に小さく白いかたい石ができることによるものです。奥にある場合は、特に影響があるということは無いですが、表面に出てきた場合には、角膜がこすられることになり、ゴロゴロといった異物感が出てしまいます。また、角膜の上皮に傷がついてしまった場合には、痛みのあまり目を開けることができなくなり、充血してしまうこともあります。

原因

結膜結石とは結膜の中で分泌液が固まり砂粒状斑点ができる病気で感染やドライアイ、アレルギーなどが原因で起きます。症状は表面に出てくると異物感が出てきたり、痛みで目が開けられなくなったり、充血したりします。細菌培養や顕微鏡検査、涙液分泌能検査などで検査をし診断をします。

結膜結石の検査と診断

結膜結石の治療は、一般的にはアレルギーやドライアイに対して目薬による治療で対応します。結膜結石の増悪やが主体となります。まず、自然に結石が脱落することがあるので、2、3日経過観察を行います。点眼で直接なくなるわけではありませんが、経過観察を行った後、自然に結石が脱落しなかった場合には痛みなどの症状が改善しなければ手術的に摘出します。

石のできる原因の一つとして、慢性結膜炎すなわち慢性の血液の炎症があります。瞼にできるということは、血液でつながっている身体のあちこちに同様の症状が発症する、その先行サインとも言えます。結膜結石が出ているということは、胆石、腎臓結石、等が既に体内にできているかもしれません。

治療方法

結膜結石の治療法は、前述したように痛みなどの自覚症状が強ければ手術治療で取り除きます。目にできているので必ず除去治療は病院で医師に除去を依頼してください。眼科医は目を傷つけないように細心の注意をはらいながら取り除きます。手術治療では極細のピンセットを使って一つずつ慎重に目から取り除きます。

水の問題

滋賀県湖北地方では結膜結石のみならず、様々な石が体内にできている患者さんが多いと言われています。地域で共用している "水” が大きな原因の一つなのでしょう(こちらのコラム参照)。この地域の水が汚染されていることは、新聞でも報道されています。

結石ができている方は、飲料水、食事を作る際に、できるだけ不純物のない蒸留水で身体に余分なものが入ることをお勧めしたいと思います。

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