専門医コラム

2017/03/06

白内障手術 単焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズ

白内障手術を行う上で大切なのは眼内レンズの選択であることを前回お伝えしました。

多くの場合は多焦点眼内レンズをお勧めするのですが、健康保険適用で費用が安く済むことが単焦点眼内レンズの利点です。

焦点が合う距離が一か所となる為、基本的に術後遠くが良く見えれば近くはメガネ(老眼鏡)が必要です。メガネをかけることに抵抗ないことが、単焦点眼内レンズの選択条件となります。

単焦点眼内レンズの特徴

・ピントが一点にしか合わない

・健康保険適用で金額的に安く済む

・様々な目の疾患や眼底病変などで、視力の向上が難しい方に適応

ピントの合う距離が一点ですので、遠くか近くか患者さんに希望距離を選択してもらいます。それ以外の距離は焦点が合わない為、基本的にはメガネでの矯正が必要となります。

そのため、両眼単焦点眼内レンズを使用している方では遠近ともに裸眼で見たいご希望を持つ方がいます。その場合、当院ではアドオン・レンズを使用して遠近および乱視の追加矯正を行っております。アドオン・レンズについてはコチラをご参照ください → アドオン・レンズ

単焦点眼内レンズでの見え方のイメージ

遠くを見えるようにした場合(通常は遠方を重視した眼内レンズを選ぶ方が多いです)

車を運転したり、テレビを見たりするときは便利です。

しかし、新聞を読んだり縫い物をしたりと、近くを見るときはぼやけてしまうため、老眼鏡が必要になる場合が多いです。

遠くは見えても近くが見えないことがストレス! 老眼鏡か遠近両用メガネが必要です。

近くを見えるようにした場合

老眼鏡が必要 新聞や本などはメガネなしで読むことが出来ます。しかし、外出時に人の顔がわからない、運転が出来ないなど、遠くが裸眼では視力が不足します。そのため必ずメガネの装用が必要となります。

新聞や本などはメガネなしでも読むことができます。しかし遠くがぼやけています。遠近両用メガネをかける方が多いです。

貴方に適しているピントの位置を決定する

単焦点眼内レンズのピントを合わせる距離を決める際、以下を参考にして下さい。

一人一人のライフスタイルによって、単焦点眼内レンズを選ぶ場合は慎重にご希望を相談させていただきます。

遠くにピントを合わせたほうがよい方

  • 若い頃から近視ではない
  • メガネは老眼鏡しか使わない

近くにピントを合わせたほうがよい方

  • 若い頃から近視で、メガネを使用している
  • 老眼になってから近くを見るときはメガネを外している

 

詳しくは当院の白内障サイトをご覧ください → 白内障専門サイト

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