専門医コラム

2015/04/10

コンビニのパンは眼にも身体にも超危険?

今回はBusiness Journal に先日4月3日付で掲載された記事をご紹介します。

パン

資本主義社会で生きている我々に取って、あらゆる産業で経済効率が優先されがちであることは枚挙にいとまがありません。

経済合理性と倫理をどのようにバランス取るか、我々の健康に直接関わる問題として取り上げてみました。

今回の記事で出ているリン酸塩ですが、我々の健康に良くない事は『分かっている』事実です。

しかし、売上を優先しなければならない現場•••。

我々の腸内細菌、特に善玉菌がコンビニのパンで殺されている、としたら•••。

添加物以前にパンに使われている輸入小麦のポストハーベスト問題も深刻です。ポストハーベストとは、収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布される農薬のこと。 遠い外国へ時間をかけて運ばれる輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運搬中に発生する害虫やカビによって品質を悪くして商品価値を下げてしまう危険性を伴います。また、万一カビが発生したものを口にした消費者が食中毒などを起こしたら大変な問題です。それらを防ぐために使われるのがポストハーベスト農薬なのです。

今回はポストハーベストの詳細は省きますが、ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の百〜数百倍の濃い濃度です。日本国内で消費される小麦の85%以上は外国産。パン用に限っては99%が輸入麦というデータも知っておいた方が良いと思います。私がコンビニに限らず、余りパンを食べない、食べる場合は出来る限り品質にこだわっている決まったパン屋さんのパンを食べるのもこうした理由からです。名古屋にも多くのパン屋さんがあり、美味しいパンが多いので皆さん、楽しまれている事と思います。しかし、大量生産される場合、大量に小麦を使うとなると国産の安全な小麦だけではパンの生産量に不足すると考えることが自然でしょう。

私がこだわっているパン屋さん、簡単に入手出来ない事がネックなのですが、生産者限定国産小麦、牛乳不使用、高品質の天然酵母、蒸留水、と材料に徹底的にこだわったパン、興味ある方はご紹介しますので以下のアドレス、小栗までお問い合わせ下さい。

oguriaki@o-lando.com

腸内フローラを崩す事で、近視、花粉症、アトピー、喘息、ドライアイ、緑内障、果ては3大疾患!   おおよそ自然界の動物は無縁の病気に人間と家畜だけがなってしまう原因の一つが食品添加物なのかもしれません。

では記事を参照下さい!

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“混ぜ屋”と呼ばれる食品添加物メーカーがある。混ぜ屋は、添加物の原末(原料)を化学薬品メーカーから仕入れ、それぞれの加工食品に適した食品添加物を製造して販売する業者のこと。東京都内の混ぜ屋の社長に「今、添加物で気になっていることはありますか?」と聞いたところ、社長は即座に「pH調整剤です」と返答した。

「弊社では、コンビニエンスストアチェーンと取引のある製パン業者の注文を受けてpH調整剤を製造していますが、サンドイッチに添加するpH調整剤の量が非常に多いのです。そこで、製パン業者に『もう少しpH調整剤を抑えて使ったほうがいいと思いますよ』と進言したのですが、『コンビニチェーンからの要求ですから』と受け入れられませんでした。pH調整剤は“日持ち向上剤”ともいわれ、食品の腐敗を防ぐ役目があるのですが、あんなに多量に添加すると、食べた人の健康保持に不可欠な腸内細菌の善玉菌まで殺しかねないと、心配しています」

pH調整剤は食品のpHを弱酸性(6.0~6.5)になるよう調整することで、食品の腐敗を抑える添加物。クエン酸、フマル酸、重合リン酸塩など複数の成分が配合されているが、一括して「pH調整剤」と表示される。したがって、消費者は具体的な添加物名がわからない。しかもpH調整剤は、対象食品も使用量も制限がないため、コンビニチェーンや食品メーカーにとって非常に都合のいい添加物となっている。

通常、食中毒防止に保存料を添加した場合には、「保存料(ソルビン酸カリウム)」などと具体的な使用成分を表示しなければならない。昨今は保存料に発がん性などの不安を感じている消費者が増えており、コンビニや食品メーカーとしては、売り上げに響くので保存料はできるだけ使いたくないのが本音だ。こうした理由から、pH調整剤は添加物メーカーが心配するほどの使用量となっているのだ。

pH調整剤に使われている添加物の中で、特に問題なのはリン酸塩である。リン酸塩の過剰摂取は、ヒトの腸管から血液中にカルシウムが吸収されるのを妨げてしまう。血液中のカルシウムが不足すると、血液のpHを保つために骨からカルシウムが溶け出す。そのカルシウムが神経細胞内に溜まると、イライラや神経過敏を引き起こすといわれている。いつもイライラしたり、突然キレる人が非常に目立っているのも、リン酸塩の過剰摂取が一因にあるとの指摘も多い。また、リン酸塩はカルシウム以外のミネラル(微量元素)の吸収も阻害する。

特に亜鉛を体外に排出してしまう。亜鉛は脳が正常に働くために必要不可欠なミネラルで、亜鉛不足もキレる現象につながっているともいわれている。

健康な食生活を送るには、食品の成分表示欄にリン酸塩の記載がないことを確認してから購入することが大切である。

小麦 画像

しかし、食品メーカーのリン酸塩隠しが巧妙化している。pH調整剤として使用することもその一例だが、ここ数年非常に目立っているのは、「調味料(アミノ酸等)」の中にリン酸塩を使用するケースだ。一般的に、「調味料(アミノ酸等)」と食品表示があれば、グルタミン酸ナトリウムなど複数の化学調味料が含まれているが、最近はこれにリン酸塩を加えることが多くなっている。

「pH調整剤」や「調味料(アミノ酸等)」に隠されたリン酸塩に要注意だ。

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