専門医コラム
2015/04/04
遺伝によっても近視になるの!?
近視は遺伝によってなるともいわれています。
たとえば、親から子へさまざまな遺伝子が受け継がれることで、クセや顔つき、性格などが似ることは多くの方が経験していると思います。この遺伝子の中に近視に関連する遺伝子も含まれているといわれ、「近視は遺伝だ」という説が一般的になっています。
確かに近視は遺伝する場合もありますが、正しくは、 近視が遺伝するのではなく、 近視の原因となっている生活習慣や環境によって近視になりやすいと認識していただいたほうが良いかもしれません。近視の遺伝率は89%と言われており、近年の研究で近視に関連する遺伝子も特定されてきました。 しかし一方で、遺伝による近視は5%ともいわれており、こうした統計数字のばらつきを見ても、遺伝子がすべての原因ではないことが分かります。
もう一つの原因として考えられるのが、急激な「生活環境の変化」です。
読書や勉強に加え、テレビ・パソコン・ゲームなど、集中して眼を使う作業が、近年どんどんと増え続けています。その環境に人間のほうが適応してきた結果、日本の近視人口が増加したともいわれています。
一般的に近視が進むのは主に中学生(12~15歳)のころで、この時期は骨格の成長とともに、眼球の大きさも変化し、角膜や水晶体の屈折力も大きくなるのが特徴です。この時期に、無理をして勉強・読書・テレビ・パソコン・ゲームなどの近業(眼を近くで使う作業)を続け、ほとんど遠方を見ないと毛様体筋が絶えず収縮し、緊張状態が続くことで硬くなってしまうため、近視になりやすいのです。
つまり、成長期に長期間、眼に近いところで作業を続けていると、常に近くでピントを合わせるように体が覚えてしまい、結果として徐々に眼軸長が伸びていってしまうのです。
この近視が進む時期に、抑制効果が高いのが iOK® (寝るだけ視力回復)です。
私が治療した患者さんでは、中学生時期に殆ど近視が進行しないという結果が出ています。国際近視学会でも発表しました。以下の図を参照下さい。治療開始時平均年齢は小学6年生、平均−4Dを超える比較的強めの子供さん20名です。
この他にも10歳くらいで治療を始めて、10年後成人しても近視が進行しなかった患者さんは大勢おられます。
遺伝と言って諦めずに、早い時期からの近視治療がその後の進行を食い止めるポイントですので子供さんの近視が見つかったら、一度視力回復体験を受けていただいてはいかがでしょうか?
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