専門医コラム
2015/09/03
日本人の水銀蓄積量は、欧米人の2~6倍高い! 眼疾患の原因の一つ
日本人の水銀蓄積量は、欧米人の2~6倍高い!
海洋汚染が深刻化しています。廃液や各種廃棄物、化学肥料などが海を汚し、海産物に悪影響を及ぼしています。とくにマグロなどの刺身を好んで食べる日本人の水銀の蓄積量は欧米人に比べて2~6倍も高いと言われています。さらに農薬や食品添加物の問題もあります。
現代社会では、環境汚染と無縁に生きるのは不可能で、知らず知らずのうちに体内に有害重金属が蓄積されているのです。
水銀、鉛、ヒ素、カドミウム、セシウム、タリウム、アンチモン、タングステン。こうした有害重金属は活性酸素を発生させ、動脈硬化やアルツハイマー、パーキンソン病、各種目の疾患などの原因になると言われています。
注意が必要な有害重金属6種
以下にあげる6種類の有害重金属には、とくに注意が必要です。
水銀 | 魚介類や農薬、アマルガム(注・水銀と他の金属との合金)に多く含まれ、うつ、イライラ、手足の震え、脱毛をもたらす。 |
---|---|
鉛 | 排気ガス、白髪染め、缶詰などに含まれ、うつや疲労感、貧血の原因となる。多量摂取が暴力行為につながることもある。 |
カドミウム | タバコや水道水に含まれる。
高血圧や腎障害の原因となる。 |
アルミニウム | アルミホイル、歯磨き粉、脱臭剤に含まれる。
記憶障害や筋肉の硬直につながる。 |
ヒ素 | 農薬、殺虫剤などに含まれる。
嘔吐や下痢、便秘、皮膚障害、手足のしびれといった症状をもたらす。 |
ニッケル | 各種化粧品に含まれている可能性がある。
ぜんそくやアレルギー、皮膚炎などを誘発する危険性がある。 |
水銀
魚介類や農薬、アマルガム(注・水銀と他の金属との合金)に多く含まれ、うつ、イライラ、手足の震え、脱毛をもたらす。
鉛
排気ガス、白髪染め、缶詰などに含まれ、うつや疲労感、貧血の原因となる。多量摂取が暴力行為につながることもある。
カドミウム
タバコや水道水に含まれる。
高血圧や腎障害の原因となる。
アルミニウム
アルミホイル、歯磨き粉、脱臭剤に含まれる。
記憶障害や筋肉の硬直につながる。
ヒ素
農薬、殺虫剤などに含まれる。
嘔吐や下痢、便秘、皮膚障害、手足のしびれといった症状をもたらす。
ニッケル
各種化粧品に含まれている可能性がある。
ぜんそくやアレルギー、皮膚炎などを誘発する危険性がある。
2大有害重金属とはどんなものか?
水銀
日本人は魚の摂取量が多いので欧米人の2〜6倍水銀が蓄積されています。
だからと言って魚を食べることが悪いわけではありません。魚にはDHA、EPA、必須脂肪酸などが多く含まれているので、動物性タンパクとしては牛や豚よりもカラダに負担が少ないと考えられます。
水銀はどのように体内に入るのか?
地中にある無機水銀が植物や大地の乾燥や火山で大気中に入り、それが雨になって海中に流れ込みます。それをバクテリアが食べて無機水銀から有機水銀に変化させてしまうのです。それをプランクトンが食べて魚が食べて人間が食べる•••。と言う食物連鎖で体内に侵入してきます。
日本では05年に厚生労働省より「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項の見直しについて」が出された。それによると妊婦のマグロの摂取は週1~2回に制限されています。
水銀が蓄積して起きる症状や疾患
アトピー性皮膚炎、肝機能障害、頭痛、不眠、下痢、食思不振、情緒不安定、しびれ、記憶力低下、アルツハイマー病、中枢神経障害、緑内障、加齢黄斑変性症、ドライアイ など
子どもさんの近視の進行や強度の遠視にも関連している可能性があります。
インフルエンザワクチンにも水銀が含まれていますので、上記のような症状をお持ちの方はご注意ください。
鉛
古い水道管、排気ガス、大気汚染、殺虫剤などに多く含まれ これらを摂取することにより体内に蓄積してしまう。 鉛の蓄積により免疫力の低下、肝腎機能障害、頭痛、疲労感、貧血、高血圧、動脈硬化、不眠、知能障害、精神疾患、情緒不安定などの症状や疾患になってしまう可能性があります。
その他有害重金属にはカドミウム、ヒ素、ベリリウム、アルミニウムなどがあります。
保険診療だけではなかなか重金属の測定までしません。血液データに異常が無いと「ストレスですね!」とか「疲れが原因じゃないですか?」で終わってしまう事が多くありませんか? しかし実際は重金属がカラダを痛めている可能性があります。
この対応には高濃度ビタミンC点滴、竹炭サプリメントなど、各種デトックス治療が有用です。
参考) 魚介類に含まれる水銀について
(厚生労働省のホームページより http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/)
【魚介類の摂食と水銀】
- 魚介類(クジラ類を含む。以下同じ。)は、良質なたんぱく質や健康に良いと考えられるEPA、DHA等の高度不飽和脂肪酸をその他の食品に比べ一般に多く含み、また、微量栄養素の摂取源である等、健康的な食生活にとって不可欠で優れた栄養特性を有しています。
- 魚介類はこのように利点が多い食材ですが、反面、自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、日本人の水銀摂取の80%以上が魚介類由来となっています。また、一部の魚介類については、特定の地域等にかかわりなく、水銀濃度が他の魚介類と比較して高いものも見受けられます。
- 水銀に関する近年の研究報告において、低濃度の水銀摂取が胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がなされていることを踏まえ、妊娠中の魚介類の摂食について以下の注意事項を公表しているところです。
- 厚生労働省が実施している調査によれば、平均的な日本人の水銀摂取量は健康への影響が懸念されるようなレベルではありません。特に水銀含有量の高い魚介類を偏って多量に食べることを避けて水銀摂取量を減らしつつ、魚食のメリットを活かしていくことが望まれます。
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