お知らせ

2017/05/24

2種類のウエーブフロント・レーシック ウェーブフロント・ガイデッド・レーシック

一人一人個別の角膜の形に対してオーダーメイド的なレーザー照射をする技術が第三世代レーシックであることはご理解いただけましたでしょうか。角膜のゆがみをウェーブフロント測定を行い、その情報をもとにエキシマレーザー照射を行うウェーブフロント・レーシック! その最高峰がプレミアム・アイデザイン・レーシック(アイデザイン・アイ・レーシック)です。

ところがややこしいことに、ウェーブフロント・レーシックも正確には2種類あります。

 

ウェーブフロント・ガイデッド・レーシック(Wavefront-guided Lasik)

この方法は、一人一人の左右それぞれの眼だけにレーザー照射を行うプログラムをオーダーメイド作成する方法です。レーザー照射はそのオーダーメードプログラムで行います。

仮に同じ近視、乱視の強さであっても一人一人、あるいは左右眼でレーザー照射量や部位が異なるのです。
そのためレーシック手術における不正乱視(収差)の発生を最小限に抑えることができます。第2世代レーシックまでの問題点で、「裸眼視力が1.5 出ているのに見え方がスッキリしない」といった訴えは、収差が大きくなったり残ってしまうことが原因となっていた場合があります。
ウェーブフロント・ガイデッド・レーシックでは収差発生を最高レベルで抑制し、術前より減らすことでメガネやコンタクトレンズでの見え方よりも質の高い裸眼視力を得ることが期待できます。実際、「よりシャープにはっきりと見える」、「夜間の見え方の質がよりよい」ことが統計学的に証明されています。

現時点で最良かつ最善のエキシマレーザー照射プログラムであり、その最高峰がプレミアム・アイデザイン・レーシックなのです。他に、アイレーシック、Zレーシックもこの方式ですが、その違いは後述します。
しかし、高次収差補正のために角膜を多めに削ってしまうという欠点があります。
角膜厚が足りないため適応外になってしまう患者さんもおられます。

その場合は、当院ではレーシックにこだわらず、より安全性の高い眼内コンタクトレンズ(ICL が代表となる、フェイキックIOL )手術をご提案しております。適応外と判断されているのに無理なレーシックを行うと、当然、将来の視力不良等の問題につながる可能性が高くなるからです。

どのような手術でも、適応を外れているか患者さんに行うと手術合併症などのリスク発生に繋がります。そのため当院ではそれぞれの治療の「安全適応」を最重要視して治療のご提案をさせていただいております。

次回は、2種類のウエーブフロント・レーシックのうちもう一つの

ウェーブフロント・オプティマイズド・レーシック(Wavefront-optimized Lasik)

についてお伝えいたします。

 

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

おぐり近視眼科・内科 名古屋院ホーム(名古屋、栄、錦3丁目、地下鉄2番出口すぐ) オンライン予約・相談

おぐりクリニック 長浜院ホーム (滋賀、長浜イオン西隣)オンライン予約

ページのトップへ