専門医コラム
2015/12/03
ナチュラル•ハイジーン、食べる炭、蒸留水 で病気から解放!
成長期の近視はもちろん、花粉症、ドライアイ、緑内障、糖尿病など、先天性疾患を除くほぼ全ての目の病気に『ナチュラル•ハイジーン』をお勧めします!
ナチュラルハイジーンとは
アメリカの医師たちによって生まれた健康理論です。
1987年にアメリカで出版された書籍『FIT FOR LIFE』によって、広く知られることとなりました。
日本語訳「フィット・フォー・ライフ」は2006年に出版されています。
ナチュラルハイジーン(Natural Hygiene)は「自然健康法」といったところでしょうか。
その内容は人間の体に、健康のために必要な条件を与え傷つけるものを与えないことによって体内外の衛生を保つというものです。
ここで言われている「必要な条件」を以下にまとめます。
- 新鮮な空気と水
- 体の生理機能構造上ふさわしい食事
- 十分な睡眠や休養
- 適度な運動
- 日光
- ストレスマネージメント
ナチュラルハイジーンの食事法
ナチュラルハイジーンで特徴的なのが、その食事法です。
これまでの日本の戦後教育では、
- 一日三食しっかりとる
- 蛋白質、炭水化物、脂質の三大栄養素をとる
- いろいろなの種類の食品をバランス良くとる
ということを聞かされてきました。
ところが、世界で最強の健康な民族と言われた江戸時代の日本人(欧州の記録に残されています)は、一日1~2食でした。一日3食は消化器への負担が大きく、腸内細菌の善玉菌を減らすことに繋がっているようです。
しかしナチュラルハイジーンでは、
- 午前中は果物のみを食べ
- 生野菜を中心の食事にする
- 動物性蛋白質は控える
- 精製加工食品は食べるべきではない
とされています。今までの食生活の "常識" を覆す方法です。
是非、お試し頂くことをお勧めします。実際、私も朝食を軽くすることで、カラダも軽くなりました! 実は腸内細菌改善目的で昼も自家製豆乳ヨーグルトを軽く食べるくらいです。食べてしまうと午後眠くなり仕事にならない!?のです。
ナチュラルハイジーンの食事法は、
一日24時間を8時間ずつ3つに分けた次のサイクルにしたがって定められています。
- 午前4時~ 正午 排泄(解毒)の時間
- 正午 ~ 午後8時 摂取と消化の時間
- 午後8時~午前4時 吸収と利用の時間
午前中は、排泄の時間です。
ナチュラルハイジーンでは、午前中に朝食として果物を食べます。
量は、好きなだけ食べます。
生の果物は、消化に負担がかからないだけでなく、食物酵素が消化を助けます。
果物の食べ方は、
- 常温で、一度に1~2種類を食べる
- 果物のみを食べる(レタス、きゅうり、白菜、セロリとは一緒に食べてもよい)
とされています。
特に便秘でお悩みの方、是非お試し下さい。比較的簡単に便秘知らずになることができますよ!
分かっているけれど好きなものは食べたい・・・
「砂糖の甘さが止められない!」、「わかっちゃいるけれど、やっぱり肉を食べたい!」、「食べる楽しみが無くなったら生きていけない!?」等々、食の転換は皆さん苦労されるようです。少しづつで良いので食の種類を移行していくことをお勧めします。
しかし、完全に現代生活からは離れられません。お付き合いもあるでしょうし、外食を無くしてしまうのも寂しく、苦痛を伴うでしょう!?
ですので発想の転換で、「食べても体内に食の悪いものを吸収させず、解毒をする」! この考えで活用いただきたいのが古来からの人類の知恵でもある "炭" です。
ナチュラルハイジーンは難しい、と感じられる方には一番取り組みやすい方法だと考えます☆
花粉症を治した実例
小栗は30台まではひどい花粉症でした。
なぜ花粉症になるのか原因を考えなかったため、花粉の時期だけではなく、通年性アレルギーで風邪もひきやすかったのです。
40台になり、病気の根治療法を研究するようになり、まず着目したのが牛乳でした。
それまでは学校での教えを忠実に守り、「1日500ml」の牛乳を必ず飲んでいたのです。
これを全くやめることにして数週間・・・。
鼻炎症状が驚くほど軽くなりました。(それでも牛乳飲みますか?)
その次に取り入れたことが、先に紹介した「炭食」でした。
毎日、コーヒーに炭を入れて飲むようにしたところ、数週間で体調の変化を感じることが出来ました。
3番目の対応が、「蒸留水」!
飲み水を変えたのです。
ナチュラルハイジーンの実践と一日の食事回数を1~2食へ、飲み水を「蒸留水」へ変える、良質な乳酸菌の服用、
40台はほぼ花粉症から解放され、開業してから約20年、病気で休んだことはありません。
風邪をひいても、たいていは一晩眠ると翌朝には回復しています。
血管年齢、糖化測定による皮膚年齢
「人は血管で老いる」と言われます。最近のアンチエイジング医学でのトピックスが NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。
これをここ数年は毎日服用するようにしています。ハーバード大学で「若返り効果を実証」されたサプリメントです。
40台からの、食、水 の注意と、炭、乳酸菌、NMN の活用で、小栗の血管年齢は様々な異なる測定器でバラツキは出ますが
実年齢より「20~30歳若い」数値が検出されます。
2022年9月に肌の糖化度測定(終末糖化産物測定)を医院のスタッフ全員で測定しました。
ほとんどのスタッフが実年齢より若い結果で、優秀でした!
小栗は・・・、あまりに若すぎる結果が出たため、日も変えて再測定を繰り返しました。
しかしながら、「10歳台」という結果は変わらず、20歳を超えることはありませんでした。
実年齢より「30歳以上若い!」という測定値。なかなか優秀な器械です(笑)。
見た目年齢、ではありませんので誤解なさらないでください・・・。
血管年齢の若さ、終末糖化産物が少ない、ことは免疫力の賜物と思われます。
免疫は「腸 」で作られることが知られるようになりました。
ご紹介した方法は、腸内環境を改善して免疫力を改善することで、病気にならない、なっても早く回復する、ことに貢献すると考えます。
著書紹介
こうした経験をまとめたものが以下の書籍です。
特に「食」について牛乳問題以外にも詳しく知りたいという方のご参考になればと考え執筆しました。
電子レンジは英語では「マイクロ・ウエイブ」と呼ばれます。Microwave、日本語に直訳すると 「電磁波」!
この問題にも触れています・・・。
眼病をはじめとして全身疾患とくに3大疾患(癌、脳卒中、心筋梗塞)の予防としても水と食は重要です! タイトルには「アトピー」と出ていますが、アトピーに限らず身体の不具合を抱えている方のご参考になるかと思います!
アトピーに限らず、病気は“根治治療”をしてしまえば、その先苦しむ必要はなくなります。 薬でかゆみなどの症状をおさえる“対症療法”だけをしていては、いつまでも“完治”にはいたりません。 さまざまな病気で、薬だけにたよって、その原因を治そうとしない、気づこうとしない人がとても多いことが残念です。 アトピー性皮フ炎は治らない病ではありません。アトピーはその原因を知れば治すことができます。 世界一といわれる保険診療で、負担するお金も少なく病院にかかれるシステムができている日本でさえも、アレルギー疾患は減るどころか増えつづけています。 またスギ花粉症にはさらに多くの人が苦しい思いをしています。 毎年、2月から3月ごろには、眼科や耳鼻科の外来がスギ花粉症の患者さんであふれかえっていることが、問題の深刻さを語っていると思います。症状を薬で一時的に抑えているだけですから、毎年同じことを繰り返しているのです。 さらに、スギ花粉症の人はスギの時期だけではなく、通年性アレルギーをおこす傾向が強いのです。 なぜ、アトピーやアレルギーを繰り返す体質になったのか、その原因を理解すれば、苦しい食制限や辛いガマンをせずに体質改善へ向かうことができます。 本書では、毎日の生活の「コツ」をつかんでもらうことを主眼に、一人一人のアトピー、アレルギー体質となった原因探しのお手伝いをさせてもらいます。 薬で症状を一時的におさえることは大切ですが、まずは原因に目を向けて“病気をくりかえさない”豊かな人生につなげて頂ければ幸いです!
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