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現代人の涙は100年前の日本人にくらべて約3分の1に減っているそうです。その原因はパソコン、携帯電話、OA機器の長期間の使用などが言われています。しかし、外的要因の変化ももちろんですが、それ以上にそうした外的ストレスに我々が弱くなっている可能性が高いです。何故なら、涙を作るのは血液であり、現代生活での食生活が血液の質の低下を顕著に起こしていると思われるからです。
ドライアイの改善はそれほど難しくありません。血液の質を改善すると、涙が増えることは繰り返しコラムでも述べてきましたが、改善を希望されている方は高濃度ビタミンC点滴等が記載されているアレルギー科のページをご参照下さい。
ドライアイは天然の栄養・保湿成分でもある「涙」の量が減ったり質が変化してしまうことで、目を保護する機能が落ち、目の表面が「肌荒れ」のように傷ついた状態をいいます。意外にもドライアイの初期症状は「目が乾く」という人は少なく、「目が疲れる」「ゴロゴロする」「目がしみる、ヒリヒリする」のほか、「光がまぶしい」「何となく見えづらい」など様々な症状が現れます。
涙の量や質が変わる原因のひとつは、パソコンや携帯電話の画面を長い間じっと見つめること。細かい文字を追うために、目を見開きっぱなしにすることにより、まばたきの回数が減り、目の表面から涙が蒸発しやすくなってしまいます。しかも乾いた状態が続くほど目の表面が荒れて、涙が目の表面をきちんとカバーできなくなり、ますますドライアイが悪化するという悪循環に陥りやすいのです。
また、水や食事の質が良くないと血液の酸化が進みます。さらに不規則な生活は免疫力の低下に繋がり、涙成分であるたんぱく質や油分に影響するため涙の本来の機能を低下させてしまいます。このほかにコンタクトレンズの長期装着やアレルギーもドライアイの原因になりがちです。
現代人の生活は外的にも内的にも、かなり ”目にキビシイ” と言えるでしょう。
1.ゆっくりと目を閉じます
2.パッと目を開けて、そのまま何秒目を開けていられるかを計ります
3.5秒間以上開けていられなかったら、ドライアイの可能性大!
ドライアイは眼科で診療が受けられます。治療の基本は涙に近い成分・生理食塩水の目薬をこまめに点眼することが第一です。最近は保湿成分としてヒアルロン酸入りの目薬もあります。市販の目薬を使うときは防腐剤が刺激になりやすいので、防腐剤抜きの使い切りタイプがおすすめです。
日常生活でできるセルフケアは、(1)食と水を改善して涙の分泌をうながす (2)血液の酸化を進める食を減らす(炭水化物、動物性タンパク質、乳製品)(3)目のアンチエイジング の3点がポイント。ドライアイにアンチエイジング?と思うかもしれませんが、実は目の白目も皮膚と同じで ”たるむ” のです。そうなると涙をうまく目の表面に落ち着かせることができず、ドライアイになってしまいます。目の違和感がひどい場合は白目の ”リフトアップ”手術 をすることも。 びっくりするようなお話ですが、確かに目だけが若いままのはずはありません。
いずれもポイントはカラダの中から改善すること! インナービューティーです!!
涙の質の改善や目のアンチエイジングには、サングラスなどで紫外線を避けるほか、DHAやEPA、抗酸化ビタミンやミネラルなどを含む食事が効果的です。DHAやEPAは青魚に多く含まれ、抗酸化ビタミン、ミネラル(ビタミンE、C、βカロチン、ナイアシン、亜鉛など)は、ナッツ類、緑黄色野菜、きのこ類、豆類などに多く含まれています。
血行促進にホット・アイマスクがおすすめです。
特別な物を購入しなくてもタオルをお湯で暖めた物で構いませんよ。
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