専門医コラム
2016/05/11
胃が「爆発寸前」で病院に搬送!
中国からの旅行客の「爆買い」が沈静化
国内の百貨店決算報告でも売上減少と、一人当たりの購入額の低下が顕著で、中国政府の『爆買い抑制政策』が残念ながら効果が出てしまっているようです。
しかし豊かさを享受したいという人間の性には勝てないようで、以下、サーチナニュースからご紹介します。先日のコラム、食べ合わせについてと合わせてご参照下さい!
そもそも寝る前に炭水化物を大量に食べるのは、朝まで消化されない食物が胃に滞留しますので腸内細菌を崩す原因となります。身体に良くないのはもちろん、消化器の負荷が免疫力を低下させ、活性酸素にまみれたドロドロ血液を作ることになります。アレルギーはもちろん、ドライアイ、緑内障など、様々な眼科疾患につながることは言うまでもありませんね!?
名古屋院のある、名古屋市、栄、錦地区には夜遅くまで多くの飲食店が営業していますが、皆さん、寝る前の食べ物にはご注意下さい!
インスタント麺と炭酸飲料を同時に大量飲食
「寝る前に食べてはいけない」と言う。肥満の原因になりやすいわけだが、それ以外にも「胃などに負担をかける」などの理由がある。中国では「負担」をかけるどころか、寝る前にインスタント麺と炭酸飲料を飲食した男性の胃が「爆発寸前」になったという。重慶時報が伝えた。
ネットである男性が「寝る前にインスタント麺2食分と炭酸飲料2本を飲食した。ポテトチップなども食べた。するとしばらくして腹部が強烈に痛くなった。病院で診てもらったところ、胃が膨れ上がっていた。大量のガスを抜いてもらったら、やっと楽になった」と書き込んだ。
同投稿については、「食べ過ぎ」というシンプルな批判も載せられたが、インスタント麺と炭酸飲料を同時に飲食すると問題が出るのか、と疑問の声が寄せられた。
重慶時報は、重慶工商大学でバイオ技術を専攻し、緑色食品(安全食品)研究院の院長を務める唐春紅教授を招いて実験を行った。
第1の実験では、「1 ゆで上がった麺(1食分)に温水と炭酸飲料を加える」、「2 ゆで上がった麺に胃酸と同じ酸性度の温水と炭酸飲料を加える」、「3 ゆでる前の麺に炭酸飲料を加える」の3つを比較した。
泡の量が最も多かったのは「1」で、「2」もかなり多かった。「3」は少なかった。
次に、人の胃に見立てた袋を用意して、それぞれにゆであがった麺(1食分)と「1 炭酸飲料100cc」、「2 同250cc」、「3 同500cc」を入れて密封した。それぞれ泡が発生したが、特に「3」の袋は膨れ上がり、「爆発寸前」だったという。
インスタント麺は、表面に大量の目に見えないほど小さな穴があるように加工されている。湯に浸した際に、速くゆだった状態にするためだ。唐教授は、「麺の表面に小さな穴が、炭酸飲料に含まれるガスが急激に気化する働きを促進する」と説明。
一般には「げっぷ」などでガスは排出され、体への影響はさほどないが、「大量の麺を食べ、短い時間内に単産飲料を500cc以上飲めば、大量のガスで胃が膨らんだ状態になり、腹痛が発生する状態になるという。
病院に搬送された男性に就いては「インスタント麺2食分と炭酸飲料2本は多すぎ」と指摘した。