専門医コラム

一口に口内炎と言っても、頬の内側などにできるいわゆる口内炎、舌にできる舌炎、歯茎にできる歯肉炎、唇にできる口唇炎、口角にできる口角炎など、さまざまです。

見た目では「カタル性口内炎」「アフタ性口内炎」「潰瘍性口内炎」に区別されます。さらに、細菌感染によるもの、ウィルス感染によるもの、ストレスや偏食など原因でも分類されます。また痛みのない無痛性口内炎、痛みのある有痛性口内炎と痛みによっても区別されます。

では、口内炎はどのような時にできるのでしょうか。口内炎中で割合のもっとも多いと言われているアフタ性口内炎は以下のような時にできると考えられています。

1．偏った食事によるビタミン不足

2．ストレスの多い生活や継続的な睡眠不足

3．口内への物理的刺激（噛む・火傷・その他の傷）

4．唾液の分泌減少による口腔内の乾燥

5．歯など口の中が不衛生な状態である（歯磨き不足による歯垢の付着）

口の中を誤って噛んでしまった、などの心当たりがなくい場合には、偏食やストレス、口腔内の衛生状態などが原因となっている可能性が高いのです。

次回は対処法をお伝えしたいと思います！