専門医コラム

2021/09/02

角膜クロスリンキング

角膜クロスリンキングとは
円錐角膜(角膜の中央が薄く、かつ前方へ突出してくる眼病)やレーシック術後などの角膜拡張症の進行を抑えるためにとても有効な治療方法です。
角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼しながら紫外線を角膜に照射し、*角膜実質のコラーゲンを結合させ柔らかい組織を硬い組織に変えることで円錐角膜などの進行を予防します。
また、角膜が若干平坦化するので、近視も少し矯正する効果があります。

 

角膜クロスリンキング前 角膜クロスリンキング後
01 02
紫外線を照射しない角膜実質 リボフラミンを照射した角膜実質
硬さが増しました
03 04
角膜内コラーゲンの様子 角膜内コラーゲンの様子
細い糸のようなものがたくさん形成されコラーゲンを架橋(クロスリンキング)している

手術方法
1.麻酔薬を点眼し、専用ブラシで角膜上皮を取り除きます。
2.角膜実質にリボフラビン(ビタミンB)を2分毎に30分間点眼します。
3.角膜に30分間紫外線を照射します。
4.角膜保護用のソフトコンタクトレンズを入れて終了です。
手術後のケア
・翌日の検査が終わるまでは入浴・洗顔・洗髪を避けてください。
・すべてのスポーツは手術後1週間控えてください。
激しいスポーツや水泳などは1ヶ月間控えてください。

・手術後1週間程ソフトコンタクトレンズを連続装用していただきます。

☆治療費  片眼:10万円(税抜)

* 角膜実質とは…角膜の中心部分を構成しているもっとも分厚い層のことで、たんぱく質とコラーゲン繊維がきれいに並んで作られている。

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