専門医コラム

2015/04/20

肥満児対策は近視にも有効!!

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肥満にならないためにはどうすれば良いでしょうか?

まずは食べ過ぎない事ですね。

カロリーが気にされがちですが、カロリーばかりではなく食べ物の質が重要です。

同じカロリー摂取でも、血液の汚れがあるか無いか、太りやすい体質を作っていないか、が肥満対策にも大事なポイントです。

我々の身体は食べたもので作られています。ですから、食べ物と水の重要性は誰でも理解できますね。 既に水のことはコラム (./?mnu=0211&IDX=191) で説明しましたが、血液の汚れに直接かかわる食についてお伝えしたいと思います。

近視の話と関係なく聞こえるかもしれませんが、三大疾患(癌、脳卒中、心筋梗塞)が自然界の動物の死因となることは殆どありません。癌が死因の多くを占めるのは人間と、人間が食べ物を与えるペット、家畜くらいです。ここに何を食べれば病気を減らせるのか重要なヒントがあります。 生物学的に人間に一番近い動物はサルやゴリラです。我々は彼らの食べているものからかけ離れた食生活をしている、すなわち自然の摂理に反するために、人間だけがいろいろな難病になるのではないかという考え方があります。(Natural Hygiene)

「ハイジーン(Hygiene)」という単語を英和辞典で引くと、「衛生」「清潔を保つこと」「摂生」などと訳されていますが、ウェブスター英英辞典には、「健康および健康維持のための科学。健康を保ち、病気を予防するための原則の理論」と記されています。

いろいろな食に関する健康法がありますが、人間とサルのDNAが殆ど同じであることを考えると、草食のサル同様、果物、野菜を主体とした食生活が一番簡単な健康法と考えます。農業生産される果物や野菜は肥料や農薬の問題がありますが、動物性タンパク摂取による身体へのストレスの方が大きな問題と思われます。もちろん農作物の肥料、農薬、寄生虫等の問題まで対応できれば理想的です。また、自然界のサルは消化器に大きなストレスを与えるため炭水化物を余り摂取しないのです。炭水化物摂取は少ない方が良いと考えます。

腸内フローラ (./?mnu=0211&IDX=94)にも関係しますが、まずは動物性タンパク、炭水化物、乳製品摂取を減らすことがすぐに開始できる肥満の改善方法です。これは肥満だけでなく、花粉症、ドライアイ、アトピー、喘息、ADHD、リウマチなど様々な病気でお困りの方にも有効な方法です。何故なら、こうした対応で腸内の善玉菌を増やすことに繋がるからです。肥満で言えば、太りにくくする体質改善に繋がるということです。

この考えで、食から免疫力を改善して近視になりにくくする、すなわち眼球が過剰成長 (./?mnu=0211&IDX=181)しにくくするための体質改善!

食を変えることが辛いと思われる方が少なくないですが、毎日の癖付けをすれば、1週間頑張ると意外と問題なく食は変えられるものです。

 

是非実行いただき体質改善、栄養面からの近視抑制を実感いただければ幸いです。

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