専門医コラム

2016/07/04

週刊現代 記事!? 白内障手術の適応問題(YouTube)

「週刊現代」2016年6月25日号に掲載された記事の特に眼科分野についての問題点を、2016年6月26日の本コラムでご紹介した部分をYouTube で配信させていただきました。

白内障について、「著しく生活に支障が出る場合を除き、基本的に手術は避けるべきです」と週刊現代の記事では医師の話として述べられていますが、運転免許という視点からは視力0.7 以上は必須ですから、多くの方では0.7 という視力が一つの手術適応基準となっているのが現状です。何故なら、眼鏡でこの視力に満たない場合は白内障が視力低下の原因であるならば、当然視力回復のためには手術が唯一の手段となるからです。

現在の保険診療の内容につていは多くの問題があることは事実だと思いますし、本当の問題点は多いに議論するべきと考えますが、患者さん視点から生活に支障を生じる疾患で、機能回復可能なものは治療リスクが低ければ積極的に「治す」方が、その方の人生を「明るく」することに繋がると考えます

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