専門医コラム

2016/09/14

「老ける食べ物」禁止ダイエット

肌や顔を見るだけで人間の食生活や内蔵の状態が分かる」という研究をご存知でしょうか?

眼科医でしたら、目の診察をするとその方の全身状態が推測されるのですが、漢方独特の診察方法は四診と呼ばれます。四診は、望診、聞診、問診、切診〔 脈診のこと〕を総合して病気を捉えて行きます。その中の、望診は視覚を用いた診察を指し、顔色、皮膚の色の他、舌の様子を見る舌診も含まれます。

これを西洋医学的研究で、現代風にアレンジ! さらに多くの方の興味の対象「ダイエット」に結びつけると・・・。食べているものによって「砂糖顔」「乳製品顔」「グルテン顔」「ワイン顔」と4つの顔に分けられると分析とのこと!? 海外のセレブ達に人気の「老ける食べ物」禁止ダイエット、以下、それぞれの特徴についてご紹介します。

「砂糖顔」→ たるみやシワを引き起こす!

「砂糖顔」は目元や額にシワが出やすく、やつれた雰囲気になっているのが特徴

砂糖を摂り過ぎてしまうと、肌が糖化コラーゲンが劣化します。

また、痛みを伴う吹き出物ができ、肌色が悪くなり灰色のくすんだ感じに…。身体も下腹や太ももにお肉がつきやすくなってしまいます。いわゆる「下半身デブ(洋ナシ型肥満)」につながりやすく、下半身の冷えにもつながります。多くの日本人で生じている症状なのです。下肢が冷える方は、「砂糖顔」になっていないかご注意ください!

「乳製品顔」→ ホルモンバランスが崩れやすい!

「乳製品顔」は腫れや炎症を引き起こしやすく、乳糖に対する不耐性で顔に影響を及ぼします。目の下にクマやたるみができやすく、ホルモンバランスの影響で、あご周りに吹き出物が出やすいのも特徴。

また、二の腕や上半身全体にお肉がつきやすくなるのも乳製品が影響していると考えらます。西洋人に多い足は比較的細いが体幹が大きくなる「リンゴ型肥満」につながります。また、乳製品と乳がんとの関連についてはコチラを参照ください。

「グルテン顔」→ ふっくら頬になりやすい!

「グルテン顔」は頬が赤みを帯びて膨らみがち。グルテンによる炎症反応や腫れが原因で引き起こされるのだとか。小麦を主食とする西洋人に多いです。かつて日本人が黒船来航で白人を見たときに「赤鬼」と呼んだのは、「グルテン顔」のイメージだったのでしょう。

また、あごまわりに色素沈着やシミが出来やすく、身体はぽっこりお腹に繋がりやすくなると考えられています。そのため西洋ではアレルギー体質の問題もありますが「グルテンフリー」がちょっとしたブームになっていますね。

「ワイン顔」→ 顔に赤みを帯びる!

「ワイン顔」は頬、鼻周りに赤みを帯び、シワやほうれい線を生み出してしまうのです。さらにアルコールそのもので臓器に悪影響を及ぼしてしまいます。

また、お酒は脱水症状を引き起こしやすいため、身体にむくみを引き起こしやすくしてしまいます。特に眼科の手術後、「お酒はいつから飲めますか?」と質問される方はご注意下さい! 飲まないに越したことはないのですが、無理でしたら手術を機会に減らすこともご検討ください。

ダイエット・・・好きなものを減らせない方へ!

砂糖も乳製品もグルテンもお酒もダイエットに悪影響を及ぼしてしまいます。

「今更、言われなくてもわかっているよ! 止められないから困っている!!」という方が大半なのでしょう!

いきなり全部避ける食生活はストレスになりやすく、挫折に繋がったり、逆にリバウンドを引き起こしたり、経験されている方が多いのではないでしょうか?

いきなりなくすのではなく「食べ物交換」法を行ってみませんか

甘いものが食べたくなったら、ケーキをこれまでの半分にして代わりに果物を食べる、と言った方法です。この場合、先に果物を食べることをお勧めします。あるいは果物で作ったスムージー(砂糖入れずに代わりにハチミツなどを!)を先に飲んでおいて、お腹を膨らましておくとケーキも無理なく半減出来るでしょう。

パンの代わりに腹持ちの良いバナナに切り替える等、工夫すると以外と数日で「食べ物交換」に慣れることができます。

また、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーといったデトックス効果が高い食材や、玉ねぎ、にんにく、ハーブ類など肝臓に優しい食材を食事に取り入れるのもオススメです。

それでも、やはり糖質中毒になっていて砂糖の甘さがやめられない場合、身体に糖質をはじめとした不要物を出来るだけ腸から吸収されないように天然素材サプリメントの活用をオススメします!

ページのトップへ