専門医コラム

2017/04/17

毒素吸着薬 クレメジン®

私が推奨している「チャコーシェル」という竹炭とホタテ貝殻焼成パウダーのミックスしたサプリメントがあります。

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このサプリメントの効果に近い保険診療薬に「クレメジン®」という薬があります。

慢性腎不全という、腎臓の機能が長い間ずっと悪くなってしまう疾患に処方ができます。腎臓は身体の中の老廃物を尿として体外へ排出する臓器です。そのため、腎臓の機能が悪くなっている患者さんでは毒素が身体の中へ溜まってしまいます。こうした毒素を溜めないために慢性腎不全では「透析治療」を行うことは多くの方がご存知かと思います。

吸着炭素製剤

腎臓の機能低下は、体内に毒素の蓄積を起こします。尿毒症を発症してしまいます。今回紹介するクレメジンは、これらの毒素を身体の中に溜めないようにする目的で使用されます。経口吸着炭素製剤、いわゆる活性炭です。

活性炭は毒素を含む化学物質を吸着する作用があります。毒素が体内へ吸収される前に、この活性炭によって毒素をあらかじめ吸着させてしまうのです。その結果、尿毒症を改善させることができます。

腸内細菌によって産生される毒素、胆汁として腸内に分泌される毒素など、これらを腸の中で吸着することで便と一緒に排泄します。

クレメジンは球形吸着炭とも呼ばれます。活性炭による毒素吸着作用によって慢性腎不全の尿毒症症状を改善する薬として保険薬として使用されます。クレメジンはただ尿毒症の症状を抑えるだけでなく、一番の使用目的は人工透析の導入を遅らせる事にあります。つまり、腎不全の進行を遅らせる作用が期待されているのです。

一般の方にはチャコーシェル!

では糖尿病をはじめとした患者さんにクレメジンを処方すれば良いのではないか、と思われるかもしれません。

しかし日本の保険医療制度では、ある病気の診断に対して対応する保険採用薬を処方するというルールがあります。予防的投与は保険診療では出来ないのです。

ここが一般の患者さんからするとややこしい点です。

病気になってから治療をするより、病気になる前に予防するほうが病気で苦しむことも減り、治療にかかる時間や費用も効果的です。これは日本の保険制度の問題点でもあるのですが、現状は慢性腎不全という重い病気になるまではクレメジンは保険診療では使用できないのです。

そのために、代用の「毒素吸着」作用を期待して作成したのが、前述の「チャコーシェル」です。一ヶ月分で3,900円(税込)ですので、1日あたり約130円で病気の予防に繋げてもらいたいとの考えです

保険診療薬として、慢性腎不全にしか認可されていない活性炭。言葉を変えれば慢性腎不全のような重症疾患にも活性炭の効果は厚生労働省が認めているということです。『炭』の効果が医学的に証明されている一つの実例です。

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