専門医コラム

2020/05/08

多焦点眼内レンズによる老眼・白内障手術、選定療養費用決定!

多焦点眼内レンズによる老眼・白内障手術

50歳を過ぎるとほとんどの方が自覚される「老眼」!

スマートフォンをはじめ、近くを見る時間が年々増加している現代生活において、

老眼のストレスは多くの方を悩ませているのが現状です。

この老眼が白内障の出現に伴う症状であることや、手術で治せる代となっていることがまだまだ知られていません。

老眼治療も目的とする、白内障に対する多焦点眼内レンズ治療は、日本の保険診療においては2020年3月まで先進医療という枠組みで施行されておりました。しかしながらこの4月からは選定療養という形に変更となりました。  

 

選定療養について

選定療養とは、

 

「社会保険に加入している患者が、追加費用を負担することで保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて受けることができる医療サービスの一種。健康保険法で規定されており、保険外併用療養費制度に基づいたサービスである。」

と、記載されています。

健康保険での治療費用負担分に、付加価値の高い多焦点眼内レンズに関連する差額分を自費で負担する制度です。

当院での具体的な治療費用が決定しておりますので、今後ホームページで詳細ご案内する予定です。

概ね従来の先進医療費用の1/2 ~ 2/3 ほどとなり、「値下げ」と思われる方も多いことでしょう。

ホームページ掲載が整うまでの間、患者様一人一人に適応する眼内レンズの種類で治療費用が異なることもあり、治療ご希望の方は当院スタッフまで遠慮なくお尋ねください

 

対象となる眼内レンズ

薬事承認された多焦点眼内レンズであって、眼鏡装用率の軽減効果を有するとして承認されたもの、または先進医療の枠組みで評価を受けたものが対象となります。

当院での多焦点眼内レンズ手術は厚生労働省から先進医療認定をいただいてから、早いもので10年ほど行っております。自費手術も含め先進医療での多焦点眼内レンズを挿入された患者様では、その多くの方が眼鏡に依存しない快適な生活を行っておられることと思います。

中には単焦点眼内レンズの入れ替えを希望されて、術後の見え方の改善に喜ばれている方も少なくないです。

レーシックなどの近視手術をされた方で、老眼が進行してきている方が年々増加しています。

もし、日常生活に不自由を感じておられるようでしたら、まずは遠慮なくご相談ください。

より良い人生を歩まれるためにこれまでの多焦点眼内レンズ治療の経験を生かしてスタッフ一同サポートさせていただきます。

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