専門医コラム

2016/08/29

水素水より "呼吸” が健康に貢献! 痩せ体質の作り方

前回、水素は活性酸素と結びついて、水(H2O)へ変換するため、水素が解けた水素水が活性酸素を減らす効果があるのだろうと期待されたと説明しました。

もちろんん水素水が全く効果がないとは言いませんが、現在の限られた水素量の水素水を飲む効果より、そもそも活性酸素を発生しにくい呼吸を行う方が健康に貢献すると考えられます。全身スキャナー・アムサットを撮影してみると肺の機能低下、呼吸が深くできていない方が大勢おられます。こうした患者さんに、私は呼吸を意識して深く行う癖付けをお勧めしています。

呼吸の行い方で体質が変わる!

皆さんは自分の呼吸を意識したことがありますか?

呼吸が深くできていない方が、呼吸の行い方を変えて深い呼吸ができるようになると、体質が変わります。特にわかりやすい効果として、やせやすい体質に変わることが実感できると嬉しいですね。それが、呼吸法ダイエット!

太りにくくなるだけでも健康度がアップしているということなのです。

脂肪燃焼には酸素が不可欠で、酸素を体に多く取り入れることで脂肪燃焼効果が上がります。呼吸法ダイエットは、深くゆっくりと呼吸を行い、多くの酸素を体に取り入れる簡単なダイエット法。浅い呼吸は『不完全燃焼』、深い呼吸は『完全燃焼』と考えると理解しやすいのではないでしょうか。完全燃焼に近づくほど、活性酸素の発生は当然少なくなります。

水素水よりも、呼吸を変えるだけで費用もかからず、実感できる効果に繋がると考えます。

しかもいつでもどこでも場所を選ばずにできるから、時々思い出して行うだけで長期間継続することが容易なのです。

呼吸法を変えるメリット

呼吸法を変えることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょう。

まずインナーマッスルがきたえられます。その結果、新陳代謝が上がって脂肪燃焼効果につながる、内臓が正しい位置に戻るなどの効果が! 骨盤の開きや筋肉のおとろえにより支えきれなくなった内臓は、ぽっこりお腹の原因にもなります。

ところで良く聞く「インナーマッスル」というのはどこにあるどんな筋肉でしょうか?

インナーという言葉は英語の”Inner”これは「内部の」「奥の」という意味です。

ファッションの話をする時も上着の下に着るものをインナーと言います。そのまま訳せば、「(身体の)内側の筋肉」ということです。

インナーマッスル、という名前の筋肉はない

人間の筋肉は身体の中心に近い部分・骨に近い部分から、何層にも重なって身体を覆っています。

この中で、比較的深い部分にある筋肉がインナーマッスルと呼ばれています。

文献によっては、インナーマッスルを「深層筋」と呼ぶこともあります

従って、インナーマッスルというのは、どこか一つの筋肉を指している言葉ではなく、身体の奥のほうにある筋肉の総称だと思ってください。

このインナーマッスル群は、直接骨を支えるものが多く、主に姿勢を細かく調節したり、関節の位置を正常に保ったりするという働きをしています。

さらにインナーマッスルをきたえることで、内臓が支えられるようになります。腸がむくんで便秘になっていた人も、内臓の位置が正されて元に戻ることで便秘解消につながります。

深い呼吸によってこうしたインナーマッスル群に血流がめぐることで、冷え性の改善効果や精神的なリラックス効果も期待できます。反対に、呼吸が浅い方はインナーマッスルを使っていないことが多く、全身の細胞代謝が悪くなっている方が多いのです。痩せにくいだけでなく、老化の進行にもつながりやすいですし、眼科の疾患でもアレルギー(花粉症など)、ドライアイ、近視の進行、緑内障、老眼、白内障、加齢黄斑変性症など、様々な疾患の進行と無関係ではありません。

次回は具体的な呼吸の行い方をお伝えいたします。

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